Windows 11 で改悪したものの一つにエクスプローラーの右クリックメニューがある。Microsoft が考える「よく使うメニュー」だけを厳選して表示したせいで俺が使うツールが「その他」に追いやられてしまい、クリック数が余計に増えてしまっている。Microsoft は生産性を下げるのが好きなようだ。
この仕様は Windows 11 がリリースされて3年以上経過した現在も同様で、相変わらず操作性が悪く人々のストレスの元となっている。ただ見た目だけは今風なので評価したいところである。
とはいえ見た目で生産性は上がらないので昔の右クリックメニューに戻したほうが良い。以前もこのブログでは右クリックメニューを昔に戻すためのフリーソフトを紹介したことがあるが、今回紹介する SwitchExplorer は従来のもよりもシンプルなアプリでインストールも不要で Windows の挙動を変更することができる。
LesFerch/SwitchExplorer: Switch Explorer between the Windows 11 version and the Windows 10 version
Release 欄より zip ファイルをダウンロードして展開したら、中にある SwitchExplorer.exe を起動しよう。
そうするとこのような小さなダイアログが現れる。上の「Select Explorer Type」ではエクスプローラーの UI を、下の「Select Context Menu Type」では右クリックメニューをそれぞれ選択できる。選択して「OK」ボタンを押すとエクスプローラーが再起動され、設定が反映される。
試しに Context Menu Type を Windows 10 にしてみると、このように右クリックメニューが昔の見た目に戻った。全てのメニューが一度に表示されており、使い勝手がとても良い。こうあるべきだ。
ちなみに Explorer Type を Windows 10 にするとこのようにツールバーがゴテゴテしてた昔のものに戻る。各操作に即座にアクセスできるがその分表示領域も狭くなってしまう。一長一短といった感じで好みがわかれるところだが、個人的には現在の見た目のほうがスッキリしていて良い。
SwitchExplorer はインストールも常駐もしないため右クリックメニューを変えたいだけなら他のソフトウェアよりも手軽で良い。Windows 11 の右クリックメニューに困っていたらぜひ使ってみよう。
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