先日のアップデートにより Steam にもゲーム画面の録画機能が実装された。よくあるバックグラウンド録画かと思いきやなかなか凝った作りになっていて面白そうな機能である。
このページでは Steam のゲーム録画機能の紹介や利用方法などを解説しよう。
Steam のゲームレコーディングを利用する方法
Steam のゲーム録画機能を利用するには、設定から「ゲームレコーディング」を開こう。
ゲームレコーディングにはこのように「録画オフ」「バックグラウンドで録画」「手動で録画」の三種類の選択肢がある。
「バックグラウンドで録画」を選択するとゲームプレイ時に自動的にゲームを録画し、好きなタイミングで動画として保存することができる。一方で「手動で録画」を選択すると、自分で録画開始ボタンを押さないといけない。ゲームレコーディングをフル活用するなら「バックグラウンドで録画」を選択しよう。
「バックグラウンドで録画」を選択するとその名の通り自動的に録画する。ゲーム起動中に Shift+Tab を押して Steam オーバーレイを開いてみよう。
そうするとこのように録画用のインターフェイスが表示されるのがわかる。
標準では2時間分自動的に録画が保存される。保存された内容は Steam ウインドウの「表示」->「録画とスクリーンショット」から確認可能だ。
開くと録画されたゲーム画面が再生されるはずだ。
Steam のゲームレコーディングを手動で行う
上記では「バックグラウンドで録画」を選択したが、もちろん手動でも利用できる。その場合はショートカットキーなどを押して手動でゲーム録画を開始する必要がある。
デフォルトでは Ctrl+F11 となっている。
Steam のゲームレコーディングからクリップを作成する
ゲーム録画機能は自動的に全てのプレイ内容を保存してくれるが、それだと冗長なことも多い。ファイルサイズも大きいため、必要な部分のみを切り取って保存や共有などしたいところだ。Steam のゲーム録画機能にはクリップと呼ばれる録画内容から一部分を切り取ることができる。
録画した動画を再生する画面の右下にある「クリップ」ボタンを押すと、自動録画している動画の中から好きな範囲をクリップとして保存可能だ。
シークバーにある黄色の範囲が保存範囲となっている。
マウスで保存する箇所を調節し、「保存/共有」ボタンを押して保存しよう。
このクリップ作成はゲーム中であっても可能だ。
Steam のゲームレコーディングで直近30秒を録画(インスタントリプレイ)する方法
あとからクリップ範囲を選ぶのは意外と面倒くさい。そういうときはインスタントリプレイ機能を利用しよう。Steam の設定から「ゲームレコーディング」を開くと、ショートカットキー欄に「ゲームプレイの最後の30秒間をクリップとして保存」という項目があるのがわかる。
秒数とショートカットキーは自由に変更可能だ。デフォルトでは alt+f12 となっているが、押しにくい場合には別のキーに設定しておこう。
機能的にはこの項目名そのままだ。このボタンを押すと、決められた秒数だけ直近の録画をクリップとして保存する。いちいちクリップするのは面倒なので、こちらを利用したほうが便利だろう。
Steam のゲームレコーディングでマイクの録音をする方法
デフォルトでは録画に含まれる音声はゲームが再生するもののみとなっている。マイクの音声や Discord など他のアプリの音声を含める場合には設定を変更する必要がある。
Steam の設定から「ゲームレコーディング」を開き、下のほうにある「オーディオレコーディング」を確認しよう。
「マイク録音」をオンにするとマイクの音声がゲーム録画に含まれる。
また、「録音対象」は「ゲーム音声のみ」「すべてのシステム音声」「ゲームおよび選択したプログラム」の三種類から選択できる。「ゲーム及び選択したプログラム」から Discord などの音声チャットアプリを選択すれば、一緒に遊ぶ人の声も同時に録音できる。
Steam のゲームレコーディングまとめ
このように Steam のゲームレコーディング機能は多機能だ。うまく使いこなそう。
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