Windows で Google Chrome からパスワードを入力しようとしたところ、以下の通り「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません(コード: 0x80280013)。デバイスを再起動して問題が解決したかどうかを確認してください。」と言われてパスワードの自動入力ができなくなってしまった。
どうやらこのエラーは他にもログイン時など PIN を入力する場面で発生する可能性のあるエラーのようだ。このページでは Windows 11 で PIN が利用できない場合に試してみることを紹介しよう。
Windows 11 で「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」といわれた場合の対処方法
「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」と言われた場合の対処方法をいくつか紹介しよう。
Windows を再起動する
まずはメッセージの通り、再起動してみよう。PC の不具合は再起動することで直る可能性がある。
PIN を再設定する
再起動しても発生する、もしくは再起動したくない場合には、PIN を再設定することで直る可能性が高い。
ログイン時にこのエラーが発生する場合は、「サインインオプション」から通常のパスワードを入力してログインしよう。
Windows が使える状態になったら以下の方法で PIN を再設定できる。
- Windows の設定アプリを開く
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Windows のスタートメニューなどから「設定」アプリを開く。
- 「サインインオプション」の設定を開く
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「設定」のウインドウ左側にある「アカウント」をクリックして「アカウントの設定」を開くと「サインイン オプション」という項目があるので、クリックしよう。
- PIN を変更する
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サインインオプションの画面に「PIN (Windows Hello)」という項目があるのでクリックして開こう。
そうすると「PIN の変更」という項目が現れる。「PIN の変更」というボタンがあるのでクリックして設定しよう。
- 新しいPIN を入力する
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「PIN の変更」と書かれたダイアログが表示される。
「PIN」に現在の PIN を入力し、「新しい PIN」と「PINの確認」にそれぞれ設定したい PIN を入力しよう。
PIN は数字のみだが、「英字と記号を含める」にチェックを入れると英字と記号を設定することもできる。
入力したら「OK」ボタンを押すと PIN が設定される。
これで PIN が再設定できた。再度 PIN の入力画面を表示し、正常に利用できるか確認してみよう。
Windows を復元もしくは再インストールする
PIN を再設定しても発生したり、Windows にログインもできない状態であれば、システムの復元もしくは Windows の再インストールを行うほうが良いかもしれない。
通常 Windows 11 では再起動時に Shift キーを押しながら実行することで次回起動時に起動オプションを表示し、システムの復元や初期化が可能だ。しかし、Windows にログインできない場合にはその方法が取れない。
その場合は、起動中に強制終了を何度か繰り返すことで修復機能を実行することができる。
詳しくは以下を参照してほしい。
- Windows 11 が起動しない時にセーフモードの起動や修復を行う方法
- Windows 11 でシステムの復元を行う方法
- Windows 11 でシステムの復元ポイントを作成する方法
- Windows 11 PC を初期化(リセット)する方法
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