最近のスマートフォンは大容量のバッテリーを搭載したり省電力のための機能が搭載されているなど、以前よりも電池の持ちが良くなっていると思う。
しかし、それでもゲームや動画などで使い続けていると夜まで持たなかったり、スマホを長期間使っているとバッテリーの劣化により電池の持ちが悪くなってしまうこともある。
そのため、スマートフォンを利用する際には電池残量に気を遣う必要がある。
このページではスマートフォンの電池の持ちを良くするためにやることを紹介しよう。
バッテリーを消費しているアプリ・機能の確認
まずはどのアプリや機能が電池を消費しているのかを確認しよう。Android であれば「設定」->「バッテリー」->「バッテリー使用量」と進めていくと、どのアプリや機能がどのくらいバッテリーを消費しているのかを把握する画面になる。
バックグラウンドでの利用時間も表示されるので、たいして使ってないのに電池を浪費している場合にはそのアプリのバックグラウンド実行を制限しよう。
アプリのバックグラウンドでの実行を制限する
バックグラウンドで実行し続け電力を消費しているアプリがある場合、バックグラウンド実行を制限することで改善する可能性がある。
バックグランド実行を制限するには、設定のバッテリーからアプリを選択し、「制限」にチェックを入れる。
ただし、通知などがリアルタイムで届かなくなる可能性もある。
バッテリー状態の確認
スマートフォンを長く利用しているとバッテリー性能が低下することがある。現在のバッテリー状態を確認してみよう。
Android でのバッテリー状態の確認方法だが、メーカーによりやり方が異なる。Galaxy や Xperia などであれば設定アプリから確認できるが、Google Pixel などは設定にはなく、サードパーティ製のアプリを導入する必要がある。
有名なのは AccuBattery というアプリ。このアプリを利用して充電を行うと、バッテリーの状態を確認できるようになる。
自分の所持している Pixel 7 だとこのように 97% と表示されている。新品よりごくわずかに減少していることがわかる。
ディスプレイの明るさを変更する
スマートフォンなどの電子機器の中でも電池の消費が激しいものの一つがディスプレイだ。特にディスプレイを発光させる際に大量の電力を消費するため、ディスプレイの輝度を下げるだけで電池の持ちを良くすることができる。
ディスプレイの輝度は画面上部から下へスワイプすると表示されるクイックセッティングから変更できる。また、「さらに輝度を下げる」というオプションもあれば利用するとよりバッテリーを節約できる。
画面輝度の自動設定を無効
Android には周囲の明るさに合わせて画面輝度を自動的に調節する機能が用意されている。そのため、ディスプレイの輝度を下げてもまた自動的に上がってしまうことがある。バッテリーの輝度を低い状態で保ちたい場合には画面輝度の自動設定を無効かしよう。
ただし、屋外などでは見にくくなる可能性がある。
ダークモードを利用する
利用しているスマートフォンのディスプレイが有機ELの場合、画面を黒くすることで消費電力を抑えることができる。有機ELの場合、通常の液晶ディスプレイと違って暗い色では発光しないという特性があるためだ。発光しない分省電力になる。
ダークモードを有効にするには「設定」の「ディスプレイ」から「ダークモード」のスイッチをオンにしよう。
位置情報を利用するアプリの使用を止める
ディスプレイ以外にも位置情報,特に GPS の電波を受信する際に多くの電力を消費する。Google Maps のような位置情報を利用しているアプリは使わないようにしよう,
テザリングを無効にする
テザリングはバッテリー消費が多いため、利用しないのであれば機能をオフにしよう。
テザリングはクイックセッティング欄からオフにできる。有効になっている場合はタップして無効にしよう。
バッテリーセーバーを利用する
Android には電池の持ちをよくするためのバッテリーセーバーと呼ばれる機能が搭載されている。おそらく電池残量が残り少なくなった場合に通知欄に表示されるため,使っている人も多いのではないかと思う。デフォルトでは20%前後で有効になるが、バッテリー不足になりやすい場合はバッテリーセーバーが有効になる閾値を上げて早めに節約するようにしよう。
バッテリーセーバーの設定を変更するには、「設定」の「バッテリー」より「スケジュールの設定」を開く。
そうするとバッテリー残量がどのぐらいになったら機能が有効になるかを指定できる。バッテリーを長持ちさせるなら高めにしよう。
スーパーバッテリーセーバーを利用する
バッテリーセーバーよりもさらに強力なバッテリー消費を抑えるモード・スーパーバッテリーセーバーがある。スーパーバッテリーセーバーを利用すると殆どのアプリや通知がオフになりバッテリーの消費をより抑えることができる。
モバイルバッテリーを購入する
スマートフォンの使い方や設定などを変更するだけでは限界がある。最も手っ取り早い解決方法はモバイルバッテリーを購入することだ。
有名なのは Anker だ。
様々な種類のものが販売されているため迷ってしまうが、選ぶポイントは二つある。容量と機能だ。
容量は多ければ充電できる分も増えるが、その分大きく重くなる。そのため、利用用途に合わせて選択する必要がある。一般的な使い方であれば 5000mAh から 10000mAh 程度あれば十分だが、旅行などで利用するならそれ以上あると安心できる。
機能についてだが、モバイルバッテリーの中には充電器と一緒になったものやワイヤレス充電可能なもの・ケーブル一体型・LED などの他の機能がついているものもある。とくに充電器と一緒になったモデルは出先でモバイルバッテリーごと充電できるため便利だ。
まとめ
このようにスマートフォンのバッテリーを節約する方法には様々なものがある。バッテリーの持ちが悪いと感じるのであれば対処してみよう。
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