Google から発売された Pixel シリーズの最新モデル・Pixel 7 を購入した。最初は特に買う気無かったのだが、10% オフクーポン・購入後の21000円ストアクレジット・現モデルの買取最大61500円を合わせると-8250円になるという計算になったので購入することにした。正直買取に関しては実際どの程度の値段になるか不明なのであまり期待はしていないのだが、ちゃんと買い取って貰えればラッキーという感じで良いと思う。
Pixel 7 では Google 製チップの最新モデルである Tensor G2 を搭載しており、前モデルより若干性能が向上しているようだ。とくに Tensor シリーズは機械学習の処理に強く、カメラや文字起こしなどの様々な機能に活用されているらしい。メモリは8GB、ストレージは128GBモデルを購入した。ストレージは最大256GBとなっている。
Pixel 6 と比べると画面サイズが 6.4 インチから 6.3 インチと若干小型になっておりその分軽量化したが、バッテリー容量も低下しているのが気になるところだ。画面に関しては引き続きクソダサいパンチホール付き。ベゼル太くてもいいから余計なものをつけないでほしいものだ。
カメラ機能は引き続き広角と超広角の二種類。Pro は5倍望遠レンズがあるが、これが無印とProの最大の違いと言って良いだろう。個人的には無印のサイズに望遠レンズが入ってくれると嬉しいのだが、カメラは場所を取るから大型じゃないと厳しいのだろうか。
認証機能は従来の画面内指紋認証だけでなく顔認証機能も搭載されている。このあたりも精度速度ともに向上しているようだ。
Pixel 7 開封と初期設定
というわけで発売日に届いたので開封。
今回も Google 製ポテトチップス付き。ラベルからポテトチップスの製造は日本の工場で行われているようだ。
中身はスマートフォン本体・USB-C ケーブル・USB-A to C 変換コネクタの三つ。シンプルで良い。
Pixel 6 と大きさを比較。スペック表通り少し小さいので、より持ちやすくなった。
USB ケーブルで Pixel 7 とそれまで利用していた Pixel 6 を接続してデータ移行を行おう。
初期設定は画面の案内に沿って進むだけ。
初期設定完了。
デフォルトのホーム画面は使いにくいので Smart Launcher を引き続き利用。ホーム画面のアプリを自由に変更できるのが Android の利点の一つだ。
Pixel 7 を利用した感想
まず最初に気づいたのがロック解除が爆速になったところだ。Pixel 6 では指紋認証のみで指を乗せるだけでロック解除できるのだが、その際ワンテンポ待たされる感じがあるしちゃんと反応してくれないこともある。
Pixel 7 の指紋認証はかなり早い。体感で半分ぐらいの速度でロック解除してくれる。それだけでなく Pixel 7 には顔認証機能があるため、画面を見るだけでロック解除できる。
Pixel はスマートフォン本体を持ち上げるだけで画面が点灯機能と、顔認証が完了した段階でホーム画面を表示する機能がある。このため、机やポケットなどからスマートフォンを取り画面を見るだけですぐホーム画面を表示できる。これは指紋認証よりも早い。Apple も見習ってほしい。
もちろん欠点もある。当たり前だがマスクをつけてると顔認証はできない。その際は指紋認証を利用しよう。状況に応じて複数の認証方式を使い分けできるのは便利だ。Apple も見習ってほしい。
ちなみに画面の保護フィルムには以下の製品を利用している。これをつけていてもちゃんと指紋認証できる。
セキュリティ機能については Google One の VPN が無料で利用できるという話なのだが、まだ使えないようだ。これは後日試したいところだ。
ロック解除部分以外の大きな変化はスマートフォンのサイズが微妙に小さくなったところだ。画面サイズは 6.4 インチから 6.3 インチへ、筐体サイズは 158.6x74.8x8.9mm から 155.6x73.2x8.7mm, 重さは 207g から 197g と全体的に小型軽量化されている。そのおかげで前モデルよりも持ちやすくなっている。
小さくなった影響でバッテリーサイズも 4,614 mAh から 4,355 mAh へ減少しているが、今のところ電池の持ちが悪くなったというような感じは無い。どうせ長時間外出する時は充電器とかモバイルバッテリー持ち歩くし気にする程ではないだろう。
カメラ機能の向上については後述するが、あとは Pixel 6 と大体同じ感じ。カメラ及び Photos を除けば顔認証が追加されたぐらい、と思っていれば良いんじゃないかと思う。
Pixel 7 のカメラ機能を 6 と比べてみた
カメラ機能も性能向上がみられる。背面カメラはスペック上では広角5000万画素・超広角1200万画素と変わり無いように見えるが、カメラの処理方法が変わったため画質も向上しているようだ。
まずは超広角。
メインの広角。
二倍ズーム。
五倍ズーム。
マックスの八倍ズーム。
全て無加工でリサイズのみ行っている。スマホカメラとしては画質は十分だろう。Pro 版なら光学五倍ズームがあるがこちらはデジタルズームのみ。二倍ぐらいなら十分実用範囲だと思うが、それ以上はとりあえず撮れるってだけ。望遠が欲しければ素直に Pro にしよう。
同じ場所で Pixel 6 でも撮ったので拡大して比較してみた。左が Pixel 7, 右が Pixel 6 だ。
広角カメラの比較。
二倍ズームの比較。
五倍ズームの比較。
ブログのプラグインが勝手にリサイズしてしまうので見にくいのだが、全体的に Pixel 7 のほうが解像感高いと思う。ただ細部を見るとノッペリとした描写も多く、コンピュテーショナルフォトグラフィー感は増したように感じる。とはいえここまで拡大して隅々まで見ることは殆どないので、普通に利用する分には全く問題にならないだろう。
おまけの飯画像。Google Photos で少し編集したが、美味そうに撮れる。
Google Photos には従来の Magic Eraser だけでなく Unblur 機能が新たに搭載された。これを利用するとピンボケ写真も後から修正することができる。
こんな感じでボケ具合を修正できる。ある程度のピンぼけはあとから修正できると考えるとより撮影が気軽にできるのではないかと思う。
ビデオに関しては普段撮影しないので省略するがざっと試した感じ手振れ補正もより強力になっていると感じる。
Pixel 7 まとめ
まだ一週間も利用していない段階ではあるが、ロック解除の速度の速さとわずかでもコンパクトになったおかげでだいぶ使いやすさは向上したと感じる。既に Pixel 6 や 6a を所持している人が買い替える程では無く、余計な機能の無いほぼ素の Android は好みが別れるかもしれないが、もしスマートフォンの買い替えを検討しているのであれば、良い選択肢になると思う。
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