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ASUS ProArt PA248QV を購入したのでレビューなど

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PC には 27 インチと 15 インチの二つのディスプレイを接続して利用していたのだが、サブとして利用していた 15 インチディスプレイが小さくて不便に感じてきたので、新たなディスプレイを購入する事にした。

メインに利用している 27 インチディスプレイは MSI Optix といういわゆるゲーミングモニターで、165Hz 駆動フル HD の VA 湾曲パネルとゲームや動画を見る分には良いが、プログラミングをする際には縦解像度が小さくて不便な場面もあった。

そこでゲーム以外の用途のための 25 インチ前後でアスペクト比 16:10 以上のディスプレイを探したところ、ASUS の ProArt というシリーズが要求するスペックを満たしていたため、購入することにした。

ASUS ProArt PA248QV レビュー

購入したのは ASUS ProArt Display PA248QV というモデルだ。

ASUS ProArt シリーズはクリエイター向けのディスプレイで発色が良く、正確であることが特徴となっている。説明によると出荷時に一台一台キャリブレーションを実施しているらしい。ディスプレイの設定欄にも色調補正する機能が豊富に用意されている。ProArt シリーズは殆どがフル HD や 4K ディスプレイでアスペクト比 16:9 なのだが、唯一 16:10 となっているのが当モデルのようだ。

ディスプレイとしてのスペックは以下の通り

ディスプレイサイズ 24.1 インチ
解像度 1920x1200
アスペクト比 16:10
リフレッシュレート 75Hz
応答速度 5ms(GTG)
パネル IPS, ノングレア
色空間(sRGB) 100%
輝度(標準) 350cd/㎡
コントラスト比(標準) 1000:1
表示色 16.7M
入力ポート VGA, HDMI, DisplayPort

ディスプレイとしての必要な機能は一通り揃っている印象だ。HDMI, DP を利用できるのでスピーカーも搭載されているが、自分は使わないので省略。他にも USB ハブとしての機能も搭載されている。地味に便利。

早速箱から出して机の上に設置してみた。

最初は VESA マウントもあるのでモニターアームを利用しようかと考えていたが、ディスプレイの足がシンプルな長方形で回転機構や高さ、角度の変更機能も搭載されているため、モニターアームは無しでも十分であった。

高さと角度の調節機構はしっかりしているので不意に動いたりは無いと思う。

モニターは横にして使う事が多いと思うが、ProArt はピボット機能も搭載されており、縦方向に回転することもできる。Web サイトやドキュメントなどの縦に長いものを見る際には便利かもしれない。

ディスプレイの設定を変更するには画面右下にあるボタン類を利用する。MSI Optix のスティックに慣れるとボタンは使いにくい。

色に関する設定が一番上に来ているあたりクリエイター向けという感じだ。

それ以外にもユニークな機能として A4,B5 サイズや定規を表示する機能がある。

DTP をする方であれば便利なんだろうか。

一か月ほど使ってみたが、確かに発色はとても良い。それまで潰れていた微妙な色の違いが判別できるようになったので、流石クリエイター向けディスプレイという感じだ。縦解像度も 1080 から 1200 に増えたおかげでプログラミングする際にも縦方向の情報量が増えて良い。

元から利用していた 27 インチと今回購入した 24.1 インチと違う大きさのパネルでマルチディスプレイとしているが、アスペクト比が違うおかげで並べるとあまり違和感が無いのは嬉しい誤算だ。

解像度が違うディスプレイを接続しているので、Windows のディスプレイ設定を開くとこのように高さがあっていない。高さの違うディスプレイを左右に並べるとカーソルの位置によっては隣のディスプレイに動けない場合もあるので、少しだけ慣れが必要かもしれない。

唯一難点を上げるとすれば入力元の切り替えが面倒くさい点か。俺は仕事用と私用で PC を分けており休憩時間などはモニターの入力元を HDMI と DP とで切り替える事があるのだが、MSI Optix ではスティックを傾けるだけで入力元の選択が出来る一方、ProArt ではメニューから何度もボタンを押さなければいけない。まぁ殆どの人はディスプレイを複数の PC で併用して使わないと思うので大した問題ではないのかもしれない。

というわけで ProArt のレビューでした。クリエイター向けや WUXGA のディスプレイを探しているのであれば良い選択肢ではないかと思う。

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