ヘッドセットでは頭が痛くなるしピンマイクは配線が邪魔だなと感じたので、独立したマイクを購入する事にした。配信や音楽などはせず音声通話で利用する程度なのでオーディオインターフェースを介さずに利用できる USB マイクを探したところ、マランツプロの MPM-4000U が使い勝手が良さそうだったので購入する事にした。
MPM-4000U を簡単に解説すると、USB 接続できる単一指向性のオーソドックスなコンデンサーマイクだ。スペック表は以下の通り。
タイプ | 14mm・コンデンサー |
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指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 30Hz〜18kHz |
感度 | -32dB (0dB = 1V/Pa @ 1kHz) |
最大SPL | 130dB (@ 1kHz ≤ 1 % THD) |
ビット深度 | 16bit |
A/Dコンバーター | サンプリングレート: 8, 11.025, 16, 22.05, 32, 44.1, 48kHz THD+N: 0.01% SNR: 89dB ダイナミックレンジ: 89dB |
D/Aコンバーター | サンプリングレート: 32, 44.1, 48kHz THD+N: 0.005% SNR: 96dB ダイナミックレンジ: 93dB |
サイズ(D x L) | 46mm x 168mm(マイク本体) |
重量 | 約370g(マイク本体) |
製品情報:MPM-4000UJ:marantz Professional
他のマイクと比べると周波数の下限が 20Hz ではなく 30Hz となっている。まぁ普通に喋る分には問題ないと思う。
今時のデバイスらしく USB Type-C で接続可能で、独立したオーディオインターフェースを使わずにこれ一つで PC で利用できる。マイクだが音声の出力端子も用意されているので、MPM-4000U を経由して PC の音声を聞くこともできる。
マイク本体にはミュートボタンとゲイン・ボリューム用のダイヤルが搭載されているのも使い勝手が良い。
マイク以外には小型の三脚が付属しており机の上に立てて利用できる。が、自分の机は狭いので別途安物のマイクアームを購入した。
こういうやつ。
設定するとこんな感じ。前述した通り PC との接続も USB ケーブルを挿すだけなのでとても簡単。
PC に接続した入出力デバイスを MPM-4000U に変更しておこう。
実際に PC につないでボイスチャットや録音などをして使い勝手や音質を確認してみたが、音質自体はかなり向上した。でかいだけはある。ミュートボタンや入出力のダイヤルが手元にあるというのもとても使い勝手が良い。
ただ、ゲインを上げるとその分ホワイトノイズも入る上に単一指向性とはいえキーボードの音などはかなり拾うため、NVIDIA Broadcast を利用してノイズ抑制している。
超強力なノイズ除去ができる NVIDIA BROADCAST の紹介と使い方解説 | Lonely Mobiler
結局ノイズ除去しなきゃいけないのかという感じではあるが、メカニカルキーボード使いの宿命ということで諦めるしかない。
というわけで購入後一ヶ月程度使ってみたが音質も使い勝手も良く、満足できるマイクであった。
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