コンピュータで作業しているとスマートフォンとの間でファイルをやり取りする事があると思う。自分の場合主にブログで利用する写真などで Windows と Android 間でファイルを転送する事が多い。
異なるデバイス間でファイルを転送する方法はいくつかあるが、今回は Bluetooth を利用してみようと思う。
Bluetooth を利用すれば USB 経由のようにケーブルを用意したり抜き差しする手間はかからないし、Dropbox などのオンラインストレージサービスへの登録やアプリのインストールなどする必要がなく、手軽に利用できる。特に複数のスマートフォンを利用しているとより便利に感じるだろう。
このページでは Bluetooth を利用して Windows PC と Android スマホ間でファイルの送受信を行う方法を紹介する。
Windows と Android の Bluetooth を有効にする
まずはコンピュータとスマートフォンの Bluetooth を有効化しよう。
Android では画面上部から下へスワイプすると現れるクイックセッティング欄より、Bluetooth のアイコンをタップして有効化しよう。
見た目は機種によって異なるが、ここ数年のものであれば概ねこのような感じの表示だと思う。
Windows 10 では画面右側にあるサイドバー下部にあるパネルに Bluetooth のボタンがあるので、それをクリックして有効化しよう。有効化すると以下のように青色のパネルになる。
コンピュータは機種によっては Bluetooth を搭載していない事もある。その場合はあきらめて他の手段を利用するか、Bluetooth ドングルと呼ばれる USB 接続の Bluetooth 機器を利用しよう。
Android から Windows へ Bluetooth でファイルを送信
Windows で Android のファイルを受信してみよう。
Windows のタスクバーより Bluetooth のアイコンを探し、右クリックしよう。
右クリックメニューの中に「ファイルの受信」という項目があるのでそれを選択。
そうすると「接続の待機中」というウインドウが表示される。この状態になったら Android 側で送信したいファイルを開き、共有メニューから Bluetooth を選択しよう。
Bluetooth を選択すると接続可能なコンピュータの名前が表示されると思う。
コンピュータ名を選択するとファイルの転送が開始される。
Windows 側でもこのように転送中の表記となる。
転送が終了すると保存場所を聞かれるので、場所を指定して「完了」を押そう。
Windows から Android へ Bluetooth でファイルを送信する方法
今度は反対に Windows から Android へファイルを送信してみよう。
Windows から Android へファイルを送信する場合も同様に Windows のタスクトレイから Bluetooth のアイコンを右クリックしよう。
右クリックメニューにある「ファイルの送信」を選択しよう。
送信先のスマートフォンを選択しよう。
送信するファイルを選択しよう。
そうすると画面の右下に「デバイスの追加」という項目が現れる。初回の送信時のみペアリングを行いコンピュータへスマートフォンの登録を行う必要があるようだ。クリックしよう。
「デバイスをペアリングしますか?」というダイアログが表示される。この画面が表示されたらスマートフォンの画面を見てみよう。
画面上部に「ペアリングリクエスト」と書かれた通知(機種や言語設定によって表記は異なるかも)が現れるのでタップし、コンピュータとのペアリングを実行しよう。基本的には「ペアリングコード」と呼ばれる6桁の数字が一致していれば OK だ。
ペアリングが完了すると Windows の画面右下に「接続成功」と表示される。接続できたら Android 側の画面にも「ファイルを受け取るか」みたいな感じのダイアログが表示される。
問題なければ「Accept」を押してファイルを受信しよう。これでファイルを受信できるはずだ。
一度ペアリングしておけば次回からはもっと楽に受信できる。
Bluetooth によるファイルの送受信まとめ
このように Bluetooth を利用すればケーブルや外部サービスへの登録なしに簡単にファイルを送受信できる。転送速度はそこまで速くないようなので巨大なファイルや大量のファイルの送受信には向かないが、覚えておくと役に立つこともあるかもしれない。
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