それまで使っていた Motorola Moto G5 Plus のタッチパネルが突然認識しなくなり再起動やアプリの削除等ファクトリーリセット以外の殆どの対処方法を行っても復旧できなくなってしまった。リセットするとデータ移行が非常に辛くなるのでどうせならという事で新しいスマートフォンを購入した。
Moto G6 Plus を選んだ理由
俺が Android スマートフォンに求める事は概ね以下のような感じだ
- 素の Android もしくはそれに近い物
- 性能は遊ぶゲームが動く程度あれば良い
- 高すぎない
- MVNO や海外旅行で使うので SIM ロックフリー
特に1つ目の「素の Android」という条件が厳しい。どこのメーカーも「ぼくのかんがえたつかいやすいすまほ」と称する独自のカスタマイズを施しており大変気に食わない。そんなものはどうでもいい、カスタマイズは自分でする、余計なことはするな、と思っている。
となるとかなり選択肢は狭くなって日本で普通に購入できて且つ SIM ロックフリーなものとなると Motorola とか海外発送してくれる Essential Phone とかそんな感じになる。で、探すの面倒になったので Amazon から Motorola の Moto G6 Plus を購入した。
端末スペックは以下の通り。
OS | Android 8.0 |
---|---|
SoC | Snapdragon 630, 8コア, 2.2GHz |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.9インチ 2160x1080px |
バッテリー | 3200mAh |
SIM | Dual Nano-SIM, DSDS 対応 |
カメラ | 背面1200万画素+500万画素, 前面1600万画素 |
センサー類 | 指紋認証, 電子コンパス, 加速度センサー, 近接, 環境光 |
Moto G6 Plus レビュー
簡単に Moto G6 Plus を解説すると Lenovo に買収された Motorola の出しているミッドレンジ帯の Android スマートフォンだ。先月発売されたばかりでかなり新しい。Snapdragon 630 に 4GB RAM と性能は高くは無いが低くもない、丁度良い感じで値段も抑えられている。もちろん SIM ロックフリーだ。
付属品は AC アダプタ、USB Type-C ケーブル、SIM トレー用ピン、イヤホンマイクと説明書等がある。
ディスプレイは5.93インチ、解像度は2160x1080、画面比率は 2:1 と縦長だ。流行りのノッチは無く自然だ。しかしそれまで 16:9 の画面を利用していると違和感ある。Moto G5 Plus と比べてみるとこのような感じだ。
Moto G6 Plus のほうが端末サイズや画面が大きいだけでなく画面占有率も高い。それに加え Moto G シリーズは前面にある指紋認証をホームボタンなどとして利用できるのでナビゲーションバーが無く、他の Android スマートフォンよりも縦長に見える。ナビゲーションバーは設定により表示も可能だ。
指紋認証が前面にあるのもスマホをテーブルなどに置いたままロック解除できるので良い。背面にあると持ち上げる必要がある。
背面のカメラはデュアルカメラとなっているが画質は値段なりといったところか。出っ張った円形のパーツにレンズ2つとLEDの配置のおかげでガチャピンのように見えてかっこ悪い。
SIM は DSDS 対応且つ SIM トレイとは別に Micro SD カード用のスペースも用意されており両立できる。そのかわり SIM スロット部が縦長で他の機種用のピンでは正常にトレイを取り出せない。付属のピンを利用しよう。
対応電波も日本で販売されている物であれば日本で利用するのに不都合は無い。docomo の B19 に対応しているのは良い。付属の説明書には英語(イギリス)・日本語・タイ語・ベトナム語の表記があるのでこれらの国でリリースされているものと同じ個体なのだろう。
端子は USB Type-C だがイヤホン端子は別途用意されているので充電しながらイヤホンマイクを利用できる。と、わざわざそれが利点になるのはちょっと変な感じがするが全部 iPhone が悪い。
Moto G6 Plus の OS やアプリなど
ソフトウェア的にはほぼ素の Android と言った感じでプリインストールアプリも他のメーカーのものと比べるとあまりない。
この画面はすでにいくつかアプリをインストール(スマホ移行のダイアログ押したら殆ど勝手に同期してインストール)した後だが、プリインストールのアプリは Google 製のアプリを除くと Motorola 製スマホの設定などをするための Moto や Dolby Audio, Outlook, Linkedin などか。何故か Outlook と Linkedin はアンインストールできない(無効にはできる)ので少し邪魔である。
Moto アプリを利用すると指紋認証をホームボタン・戻る・最近使ったアプリなどとして利用したりスマホを二回ひねってカメラ起動、ジェスチャーによる片手操作モードやスクリーンショットの撮影など様々な便利機能を設定できる。
ディスプレイのところでも書いたが指紋認証を利用したワンボタンナビは画面を広く使えるので Motorola 製スマホを利用するなら是非オススメしたい。他は好みで有効にすると良い。
Moto G6 Plus へインストールしたアプリなどは以下に記載した。
Motorola Moto G6 Plus に入れたアプリや初期設定など
Moto G6 Plus のデュアルカメラ
デュアルカメラを利用して近所の猫を撮影してみた。
デュアルカメラはこのようにボケを利用するために使うらしい。しかしソフトウェアで処理している為か、多少違和感が出る事もあるようだ。
画質自体はこの値段帯のスマートフォンであれば普通か、画質を求めるならもっと良いスマホなどを購入したほうが良いと思う。
Moto G6 Plus でゲーム(PUBG Mobile)を遊んでみた
ゲームも少し遊んでみた。今スマホでは PUBG Mobile ぐらいしかやっていないが、画質を標準に落とせば快適に動作する。
画面が横に広いのでボタン類を配置するスペースを広く取れて良い。
Moto G6 Plus の防水性能
Moto G6 Plus には防水機能は無く、その代わりに「P2i による撥水コーティング」との記述がある。
おはようございます*。٩(AA)و*。
いよいよ東京も本格的に梅雨な感じになってきましたね・・moto g6, g6 plus は撥水コーティングがされているので安心♪https://t.co/rS2zubC2ja#motog6 #motog6plus pic.twitter.com/zEpICUwm8R
— モトローラ (@MotorolaJP) June 15, 2018
これはある程度の水滴であれば動作するというもののようだ。
Youtube には前のモデルである Moto G5 Plus を10分近く水に沈めても動作するという動画もある。
このように完全な防水機能ではないものの、かなりの耐水性能を保持している事がわかる。過信は禁物だがちょっと濡れるぐらいであれば気にする必要は無さそうだ。
Moto G6 Plus と同時に購入した液晶保護フィルムとスマホケース
Moto G6 Plus に限った事ではないがスマートフォンの画面は光沢ディスプレイとなっており映り込みが激しく特定の条件下で見難い、自分の顔が写り込んで不快といった欠点がある。それに画面に傷がつくと悲しい為、以下の非光沢タイプの液晶保護フィルムを購入した。
これであれば映り込みは殆ど気にならなくなり、画面に指紋がつくことも無く快適に利用できる。
光沢と非光沢の違いに関しては以下の記事を参照してほしい。
Nexus 5X の液晶保護フィルムを光沢から非光沢へ変更した | Lonely Mobiler
また、普段スマートフォンにはケースはつけないのだが、Moto G6 Plus はカメラが出っ張ってて机に置いた時に落ち着かない、そもそも片手で操作するような大きさではない、という理由からケースも同時に購入した。
このケースは背面が透明になっており Motorola のロゴを隠さずに利用できる。カメラの出っ張りもなくなり机の上でも安定感がある。寸法が合っていないのか少しズレている感じがするが、利用する上で問題無いので気にしないことにした。
Moto G6 Plus 対応のケースはあまり数が無いのが難点だ。
まとめ
実売価格4万円前後とスマートフォンの中では安めのモデルだが普段使い用としては十分だ。性能はソコソコで良いからまともな端末が欲しい方、素の Android 端末が欲しい方、画面を広く使いたい方、あまり人と同じものを使いたくない人などにオススメできる。
俺は Amazon で購入したが Prime 会員な事もあって一日で届いた。便利だ。
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