Google スプレッドシートで利用できる関数には Google 翻訳を利用する GOOGLETRANSLATE 関数も用意されている。これを利用すれば簡単にテキストを翻訳することができる。アプリや YouTube 動画の多言語対応する際に便利そうである。
このページでは Google スプレッドシートで翻訳を行う GOOGLETRANSLATE 関数の使い方を紹介しよう。
GOOGLETRANSLATE 関数の利用方法
GOOGLETRANSLATE 関数の使い方は以下の通り。
GOOGLETRANSLATE(テキスト, ソース言語, ターゲット言語)
仕様としては以下のような感じ。
- 引数はそれぞれ文字列もしくはセルを指定できる
- ソース言語とターゲット言語は二文字の言語コード(en,ja等)で指定する
- また、ソース言語・ターゲット言語は省略可能
- ソース言語を省略すると自動的に識別
- ターゲット言語を省略するとシステムの言語に翻訳
言語コードは国別コードとは別の値なので注意が必要だ。例えば日本語は ja, 韓国語は ko となる。中国語は zh だが、簡体字か繁体字かを指定する際にはそれぞれ zh-cn, zh-tw と記述する。
Google スプレッドシート内で利用する際は以下のような感じ。
=GOOGLETRANSLATE(A2, "ja", "en")
このように記述すると、A2 の内容を日本語から英語に翻訳した結果がこのセルに表示される。
こんな感じで複数のテキストをまとめて他の言語に翻訳が可能だ。いちいち翻訳ソフトとコピペで作業する必要もない。
もちろん機械翻訳なので翻訳の質には注意が必要だが、利用用途によっては十分だろう。
なおこのメソッドは Google スプレッドシート限定なのか、 Google Apps Script からは利用できないようだ。
また、翻訳するのではなくテキストがどの言語かを検出する DETECTLANGUAGE という関数も用意されている。
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