もうすぐ大学が春休みとなり休み期間に海外旅行へ行くという方も多いと思う。
特にタイやカンボジアといった東南アジアは日本から近く物価が安い事もあり大学生にも人気だ。実際俺も3月に東南アジアに行くと休み中の大学生と良く遭遇する。
しかし海外旅行に初めての方や、何度か海外旅行はしたことあっても安宿を渡り歩くバックパッカーのような旅行はしたことない、という方もいるだろう。
この記事ではそういった方向けに東南アジア旅行に持っていく荷物や、不要な物について解説しよう。あくまで俺の個人的な意見なので参考程度に読み流しておくと良い。
実際に持っていったものの全てを見たい場合は以下の記事を参考にしてほしい。
35Lバックパック一つで東南アジアでミニマリスト/ノマド的生活をする
荷物は機内持ち込み分で十分
東南アジアはどこも暑いので衣類が嵩張らない分荷物が少なく済む。飛行機へ機内持ち込みできるサイズである 30L~40L程度のバックパックに全て収めることも容易だ。荷物が少なければその分快適に動く事ができるし、ロストバゲージを防ぎ荷物の受取にかかる時間を短縮できるなど利点も多い。
バックパック/スーツケース
既に持っているのであればそれを利用すると良い。移動が多いならスーツケースよりはバックパックのほうが良いと思うけど。
新たに購入するのであれば旅行用のバックパックを選ぶと良い。登山用のバックは背負いやすいが縦長で機内持ち込みの範囲外になったりラップトップ入れが無かったりメインコンパートメントにジッパーが無く施錠できないとか旅行に使うには不便な点がある。
自分が利用しているのは以下のバックパック(正確に言うとこれの一つ前のモデル)だ。東南アジアだけならこれ一つで何ヶ月でも居られる。
Gregory Border 35 を購入、海外旅行に使ってみた
電子機器・電源周り
スマートフォン
何をするにもスマートフォンは便利だ。できれば SIM ロックフリーだと渡航先でプリペイド SIM を購入する事でより便利に使うことができる。
docomoやauなどのキャリア端末を利用しているのであれは、渡航前にSIMロック解除しておくと良い。SIMロック解除出来ない端末であれば、恐らくそれはかなり古い端末なのでこれを気にSIMロックフリーの物へ買い換えるのも有り。自分はタイで購入した SIM ロックフリーの Moto G5 Plus を利用している。
バンコク MBK で Motorola Moto G5 Plus を購入した
プリペイド SIM カードには以下のような複数の国で利用できるものもある。国境を跨ぐ都度一々買わなくて良いので便利だ。
カメラ
今持ってないなら無理に買う必要はない、今時のスマートフォンなら誰でも何でもキレイに撮れる。スマートフォンの画質で満足できないなら安い一眼とか高級コンデジとかでも買っておくとわりと良い感じの写真が撮れる。
モバイルバッテリー
スマホ持ってるならこれも持ってる人多いと思う。長距離移動が多くなる旅行であればバッテリー持ちの不安が減るので持っていく事をオススメする。自分は Anker の10000mAh ぐらいあるやつを使っている。
フラッシュライト
ドミトリーで周りが寝てて電気付けられない時とか停電したときとかに使う。スマートフォンがライト代わりに使えると思うかもしれないが、持ちにくいのでオススメしない。以下のような小型のものを用意しておくと邪魔にならない。
変換プラグ
基本的に海外ではコンセントの形状が日本と異なるので必須だ。以下のような物を持っていくと一つで様々な国に対応できるので便利だ。
変圧器
基本的にいらん。自分の所持してる電気製品のコンセントの仕様を見て全て 100V-240V などとなっていたら不要だ。コンピュータやスマートフォンの充電器などは普通この値になっているはずだ。
変圧器が必要なケースというとドライヤーとかヘアイロンだろうか。このあたりの機器を買った事が無いので詳しいことは言えないが、今時ゲストハウスでもドライヤーぐらい備え付けられてるし、変圧器が必要な物を持っていくべきでない。
マルチタップ
安宿では一人一つコンセントが用意されてない事があるので小さいのあると捗る。
タオル/バスタオル
普通のバスタオルなどはかさばるのでシートゥーサミットのドライライトタオルという速乾性の高い小さなタオルを利用している。それだけだと洗濯中に使えないのでスポーツタオルと手ぬぐいも持っていってる。
ゲストハウスに泊まらないならバスタオルぐらい用意してあるので不要だ。
服
好きなの着ていけば良いがいくつか注意点がある。
タイの寺院などは肌の露出が多いと入れないところもあるので膝まで隠せる丈のボトムスは用意しておこう。上もタンクトップはダメだが半袖なら大丈夫。
以前タイでは赤い服を着るなと言われた事があり今もそうなのだろうか、と思ってググったら以下のニュースを発見した。
赤い服は避けておいたほうが良いかもしれない。
洗濯
服をどれくらい持っていくか、は洗濯の頻度による。毎日洗濯するのであれば1,2セットあれば良いが、自分は洗濯が面倒くさいので5セット持っていき、3,4日毎にランドリーサービスを利用している。
ちょっと良い感じのゲストハウスだと洗面台などでの洗濯やベッドに干す事を禁止している所もあるので注意。
家から空港までの服装
今の時期日本は寒く、空港へ行くまでの服をどうするかという問題が有る。コートを着ると渡航先で邪魔になるのだ。
自分は持っていく服(上はパーカー+Yシャツ+長袖シャツ+半袖シャツ、下はパンツ+半ズボン+長ズボン)を重ねて着て行くのだがそれでも寒い。なので使い捨てカイロを使っている。まぁ局所的にしか暖められないので気休め程度だが。
登山メーカーの出してるダウンジャケットなんかだと軽くて畳むと小さくなるし暖かそうなので良さそうではある。
靴
恐らく観光であちこち歩き回るので履き慣れた靴をそのまま使うと良い。暑いからと言って常時サンダルは結構つらい。
自分は以下のようなスポーツサンダルを利用している。踵の固定やつま先の保護ができるので多少足場が悪くても問題なく歩ける。
トイレタリーポーチ
シャワールー厶へ持ち込む物をまとめて引っ掛けておける便利グッズ。特に安宿では荷物置きなどろくに無いのであると捗る。
S字フック
シャワールームやトイレに荷物をひっかける所が無い事があるのでS字フック用意しておこう。100均で良いが以下のような回転するやつとかちょっと便利かも。
虫除け、日焼け止め
日差し強いし暑くて蚊など多いのでどちらもあると良い。といっても液体は飛行機に持ち込む際に容量の制限があるので荷物に余裕が無い場合やこだわりが無いなら現地調達で良い。
虫除けは電子的なものもあるのでそれを使うのもありかもしれない。俺は使ったこと無い。
ギャツビー
バスや電車での長距離移動が多いとシャワー浴びるタイミング無くて不快指数高まる事あるけどギャツビーあると多少マシになる。
ハンガーと洗濯バサミ
自分で洗濯するなら必須。そうでなくてもタオルとかジャケットかけるのにあると良い。ハンガーはアマゾンとかに折り畳みのいかにも旅行用ですって感じのものが売ってるが針金ハンガーで十分。
十徳ナイフ
いらん。十徳ナイフはどのようなものでも飛行機に持ち込めない。刃物が必要なら宿の人に借りれば良い。
コップ・食器
東南アジア物価が安くて大体外食するし食器ぐらいゲストハウスにあるしという事で使う機会無かったので持っていかなくなった。湯沸かし器も同様。まぁこの辺は旅のスタイルにもよるので毎朝自分でホットコーヒー入れたいとかインスタント麺で食費浮かしたいとかなら持っていけば良いんじゃないですかね。
栓抜き
結構忘れがちでビール瓶買ってから「栓抜きねぇ!」と慌てる光景をたまに見る。
耳栓とアイマスク
安宿やバス、電車などで寝る時にあると捗る、のだけど朝起きると耳栓どっか行ってる事が多くてカナル式イヤホンを耳栓代わりに使う事が多い。アイマスクもパーカーのフードや手ぬぐいだけでどうにかなる事多くて殆ど使ってない。
鍵
防犯に。ワイヤー付きのとカバンのジッパーを施錠するようと2つぐらいあると良い。
セキュリティポーチ
不便なので使ってない。貴重品は分散させて持つ。
財布
旅行用に安いの用意しておき盗られても痛くない程度の現金だけ入れて使うと良い。日本のお金とまざると邪魔だし人前でカードとか入った財布取り出すの防犯上よろしくない。
本・ガイドブック
本はかさばるので最近は電子書籍しか使わなくなった。キンドルは専用端末も販売されているがスマートフォンやタブレットのアプリでも読めるので便利。
今時旅行ガイドブックも電子書籍で読めるのだが実際使った感じガイドブックを見るには向いていない気がする。この辺は好みで。
ボールペン
国境を跨ぐ際に書類を書く必要があるのであると良い。特に国際線では飛行機内で入出国カードを配られその場で書く事が多い。自分も良く隣の席の人からペンを貸してくれと言われる事がある。ぜひ用意して手元に置いておこう。
まとめ
海外旅行が初めてだったりあまり行ったこと無い場合、どの荷物を持っていくべきかでかなり悩んだり、不要なものまで持っていって荷物が大きくなりがちだ。自分もそうだったが、旅行に必要なものというのは意外と少なくてすむものだ。
本当に必要なものだけを持って行き、足りないものがあれば現地で購入するなどわりきって行くとより快適に旅行を楽しめると思う。Have a nice trip!
コメント