スマートフォンのカメラが高性能化した今、あえてそれとは別に写真と動画の撮影しかできない機械を持つ意義はなんだろうと考えつつもついうっかり RICOH GR2 を購入して現在東南アジアのカンボジアにいます。新しいガジェットいじるの楽しい✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
RICOH GR2 を購入した | Lonely Mobiler
さて、旅行でカメラといえば最近はスマートフォンのみで済ませる人は多いようだ。一方で観光地ではデジタル一眼レフをぶら下げている人もそれなりに見かける。確かにデジイチは画質が良く、目的に合わせてレンズを変えられるし電池も長持ちだ。操作性も素晴らしいし、何より撮っていて楽しい。
しかし自分は敢えてデジタル一眼レフでもなく、スマートフォンでもなく、コンパクトデジタルカメラを持ち歩いている。それにはいくつか理由がある。
デジイチでなくコンデジを持つ理由
デジイチではなくコンデジを選ぶ理由を書いてみよう。
デジイチは重くて嵩張る
デジイチはミラーの有無限らず、重く嵩張るものだ。自分のように旅行の荷物は最小限にしたい、という場合にはこれが結構問題となる。
重さはレンズも含めると1kg前後にはなるだろうし、レンズやファインダー、グリップといった出っ張りのある形状の為に収納にも気を使う。大体の場合、カメラ専用のケースなどを利用する事になるだろう。
ミラーレスは小さくて軽い、などと言う人も多いが、製品によってはそういうものもある、といった程度だ。例えば Panasonic の GF7 はコンデジ並に小さい。
が、同じマイクロフォーサーズシステムでも Olympus の OM-D E-M1 mk2 はデジイチに近い大きさと重さがある。その分性能が良いというのはわかるが、自分にはオーバースペック気味だ。
コンデジは名前の通り小さく軽い。一部の例外はあるにせよ、1インチセンサーを搭載した高級コンデジといわれるものであってもポケットに収まるサイズだ。
レンズ交換あんまりしない
ミラーレス一眼カメラを所持してたとき、撮影のほぼ9割を標準ズームレンズで済ませていた。自分の用途では標準域のズームができればそれで問題無く、レンズ交換可能という一眼レフカメラの利点を活かす事はできない。
レンズ交換をしないのであればレンズ固定式のカメラで良いのではないかと思ったわけだ。
画質の差が気にならない
大きなセンサーに良いレンズ付けたデジイチのほうが画質面では有利だろう。が、Web 上にアップロードするだけの自分にはそこまでの性能は必要無かった。少し前に使用していた RX100mk2 でも十分であった。
スマホカメラではなくコンデジが良い理由
スマートフォンのカメラでは満足できない理由を書いてみる。
スマホカメラはセンサーサイズが小さい
画質は良くなったとはいえ、やはりまだまだコンデジ程ではない。特にセンサーサイズが小さいことで、暗所でノイズが乗りやすい、被写界深度を浅くできないといったデメリットがある。
スマホカメラはズームできない
通常のスマートフォンではズームといえばデジタルズームなので画質は悪くなるし、圧縮効果やボケを得る事はできない。
中には高額ズームできるようなモデルもあるし、iPhone7 Plus のようにデュアルカメラを搭載して擬似的なズームを利用できる機種もあるが、一般的ではないだろう。
と、いいつつズーム機能の無い GR2 を買ってしまった。多分次はズームできるやつにすると思う。RX100mk3 とか、Canon の G5x とか。
スマホカメラは操作性が悪い
細く設定変えて撮りたいという時にスマートフォンのカメラは難しい。ボカシたい時は絞りを開放したり、動きのあるものを撮る時はシャッター速度をあげたり、夜景では逆に速度を落としたり、露出の微調節をしたり、といった調節はダイヤルやボタンが沢山あるカメラのほうが有利だ。
スマートフォンのカメラでも適当にオートで撮ればそれなりに良い写真が撮れるのでお手軽簡単で良いのだけど、なかなか痒いところに手が届かない。
まとめ
あくまで俺の使用用途だと現状ではコンデジがベター、というだけの話でデジイチやスマホが劣っているというわけではない。「旅行には一眼レフ!」みたいな記事を見て気になったので書いてみただけだ。
それぞれメリット・デメリットあるのでそれを理解した上で利用すると良い。自分も新しいカメラ購入の際は常にデジイチやミラーレスも含めて検討している。
いろいろ書いたがカメラなんて大多数の人にとっては趣味のものなのだから好きなものを選ぶと良い。
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