ガラケーが根強い人気を持っているらしい。まーそりゃそうだろう。電話とメールができれば十分と考える人にとってスマートフォンはオーバースペックだ。フィーチャーフォンですら余計な機能が多いと思う。それにスマートフォンは使いにくくてガラケーは使いやすい的な風潮があるように感じる。
でも僕にはそのガラケーがとても使いにくかった。高校生になって携帯電話(当時は PHS を使っていたが)を持ち出した時からそう思っている。まだ学生だった W-ZERO3 が出た時, その一ヶ月前に出た京ぽん2だかに機種変したのを悔やんだ記憶がある。その一年後安くなった W-ZERO3[es] に機種変してからはずっとスマートフォンだ。仕事でガラケー向けWEBサイトを構築した際にテスト端末として利用していたぐらいだ。
もう手元に端末が無いのであの使いにくさの検証ができないが思い出しながら理由を書いてみる。
文字入力がしにくい
ガラケーの入力方式には最後まで慣れなかった。50音はまだどうにかなってもアルファベットは最悪だ。ボタンを押した分だけ文字が変わるなど使いにくい事この上ないと思う。よく押しすぎて逆順ボタンを使うがそれも押しにくいし直感的ではない。機種によってボタンの配置とか全く違うし。ポケベル入力ができる機種であればちょっとはマシなのだが。
それに記号類の入力は悪夢でしかない。URLを入力する度にものすごいストレスを受けたもんだ。
スマートフォンであれば初期のころは Qwerty キーボード付きモデルが、現在はソフトウェアキーボードでフリック入力, Qwerty キーボードを利用できる。記号も普段使うようなものはわりと楽に入力できる。フリックもそんなに好きではないが我慢できるレベル。トグル入力など二度と使いたくない。できればハードウェアキーボードが良いが。
ポインティングデバイスが無い
画面内の好きなところを選択する術が無い。NECとかポインティングデバイスがついてる端末もあったけどメニューボタンなど画面内のどこでもクリックできるような代物ではなかった記憶がある(要出典)。というかアレ使いにくい。
特に Web ブラウザを使用している時なんかは目的とするリンクをクリックするのに何回も十字キーを操作しないといけなくて苦痛だ。アクセスキーもあるがサイト毎に設定が違ったりするし、アクセスキーが無い Web サイトだって沢山ある。
現在の一般的なスマートフォンはタッチパネルを搭載しており目的の場所をタップするだけで操作できる。十字キーを何度も押す必要無くて便利だ。
アプリを自由に入れれない
PCを自分の好みの設定にするという事はごく当たり前だと思っていたのだがどうも世間一般ではそうではないらしい。初期設定のまま使うとか何かの拷問だろうと思うのだけど。
同じように携帯端末もカスタマイズする。そんな大した事はしないが選べるという自由が僕にとっては重要だ。ソフトウェアの挙動で気に入らないところがあれば大抵の場合設定を変えたり新たなアプリケーションを入れる事で解決できる。できなければ自分の頭が悪いということだ、機械のせいにはできない。
ガラケーは殆どアプリを入れる事ができない。せいぜいゲームぐらいだろう。このへんは僕が iPhone より Android を好んで使用している理由でもある。iPhone は自由度が低い。iPhone も使いやすいけどね。
やりたい事がどこでできるのかわかりにくい
端末の何処に何の機能があるのか、そもそも目的の機能はあるのか、がわかりにくい。僕は携帯電話を持つより先に PC を使っていたのでそう感じるのかもしれない、ガラケーの操作は独特すぎる。
例えばブラウザであれば画面上部にアドレスバーがあって戻る進む更新といったボタンが並ぶが、ガラケーのブラウザではそういった機能はメニュー内の様々な場所に散らばっていて大変わかりにくい。URL欄に入力するだけで一苦労だ。というかそういった動作を想定してない端末も多い。
PC との連携がしにくい
現在はキャリアメールではなく、gmail をメインに使用している。PCのブラウザからでもどこからでも自由にアクセスできて便利だ。少し金はかかるがドメインも好きなモノを自由に選べる。ガラケーのメールに自由は無い。
メール以外でもカレンダーや画像,音楽といったデータも簡単に携帯端末とPCから同じ物を参照できる。Dropbox や Evernote は毎日利用しており必須のアプリだ。
ガラケーではせいぜいブラウザからアクセスしたり Evernote であれば iアプリが合った気がするが他のアプリも対応してるわけじゃない。
スマートフォンは使いやすいか
ガラケーよりはマシではあるが普段パソコンを利用している身としてはまだまだ不十分だ。端末サイズを考えるとこんなもんだろうという感じ。これからもどんどん便利になるだろうし期待していよう。
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