Windows ではタスクスケジューラという仕組みを利用することでプログラムの定期的な実行を行うことができる。Linux でいう crontab みたいなものだろう。タスクスケジューラを利用すれば定期的なバッチ処理やファイルのバックアップなどを行うことができる。
このページでは Windows のタスクスケジューラを利用する方法を紹介しよう。
Windows のタスクスケジューラを利用してプログラムを定期的に実行する方法
Windows のタスクスケジューラはスタートメニューから実行できる。スタートメニューで「tasks」などと検索するとすぐ出てくるはずだ。
実行すると現在登録されているタスクが一覧で表示される。
タスクを追加するにはメニューの「操作」から「基本タスクの作成」を選択しよう。
「基本タスクの作成」と「タスクの作成」の違いだが、「基本タスクの作成」ではウィザード形式で一つずつ設定できる一方、「タスクの作成」ではタブ型の UI で各種設定を自由に指定できる。
「基本タスクの作成」のほうが初心者向け、「タスクの作成」は上級者向けといった感じだが見た感じそんなに難しい感じはしないので好きなほうを選択すると良い。
「基本タスクの作成」を選択するとこのようなウインドウが表示される。適当な名前を入力して「次へ」をクリックしよう。
まずは「トリガー」の設定。ここでいつどのタイミングでタスクを実行するのかを選択できる。「毎日」「毎週」「毎月」といった期間に関するものだけでなく、「コンピュータの起動時」「ログオン時」のような PC の利用タイミングに併せて実行も可能だ。
「毎日」などを選択するとより詳細にいつ実行するかを指定できる。
「トリガー」を設定したら実行するプログラムなどを指定しよう。「操作」では「プログラムの開始」「電子メールの送信」「メッセージの表示」から選べる。プログラムを実行する場合は「プログラムの開始」を選択しよう。
「プログラムの開始」では「プログラム/スクリプト」の項目で実行するプログラム/スクリプトを設定できる。引数やオプションも指定できるので必要であれば入力しよう。
最後に問題なければ「完了」をクリックしよう。
そうするとタスクスケジューラの一覧に設定したプログラムが表示されるはずだ。
この状態で指定の時間になったら目的のプログラムが自動的に実行するか確認してみよう。
設定は面倒かもしれないが、使いこなせると Windows を利用するのがとても便利になる。ぜひ活用しよう。
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