先日 Google Pixel 8/Pro がリリースされた。無印も Pro も順当に性能がアップしただけのように見えたが、個人的に一つ大きな更新があった。それが Pixel 8 Pro のディスプレイが横がカーブしたエッジディスプレイから、通常のフラットディスプレイに変わった事だ。
「Pixel 8 Pro」はなぜフラットディスプレイになったの? 担当者に聞いてみた - ケータイ Watch
素晴らしい判断と言える。いや、以前のバージョンでエッジディスプレイを採用したのが愚かだったと言ったほうが良い。
このページではなぜエッジディスプレイがゴミなのかを解説しよう。
エッジディスプレイの欠点
保護フィルムの選択肢が少ない
スマートフォンには液晶保護フィルムが必須だ。特に俺の場合はデフォルトの光沢液晶ではなく映り込みの無い非光沢画面を好むため、スマートフォン購入時には必ず非光沢の保護フィルムを購入し、貼り付けている。
しかし、エッジディスプレイの場合は画面端までカバーしている液晶保護フィルムは少ない。一部あるにはあるが、全て光沢タイプの保護フィルムで、非光沢タイプが無かったりする。
例えば、以前利用していた Xiaomi Mi Note 10 ではこのようになってしまう。保護フィルムが画面全体を覆わないため中途半端な位置にフィルムの境界が現れる。それに画面端のエッジ部分は保護されないだけでなく光沢のままで映り込みが激しく、大変見にくい。エッジディスプレイを採用するならせめて画面全体を覆う非光沢保護フィルムを同時に出してほしい。
画面の端が見にくい
画面端がカーブを描いているため、必然的に画面端の表示も若干歪む。画面端が多少歪んだところで日常使いにはあまり問題ないかもしれないが、Xiaomi Mi Note 10 や Google Pixel 7 Pro のようなカメラ性能重視のスマートフォンでは話が変わってくる。
カメラや写真アプリを起動すると画面端の表示が歪んだり変色して見えるので、実際の写真がどのような写りなのかがわかりにくいのだ。いちいち画面を傾けたり写真を拡大縮小しないといけない。デジカメの液晶やファインダーで画面端が見えにくかったらクレームが入る思うのだが、何故スマートフォンだったら問題ないと思うのだろうか?理解に苦しむ。
誤作動を起こす
日常的に利用する上では誤作動の多さも気になる。自分は右手で持つのだが、親指の付け根の部分が画面に当たってタップ判定となり、意図せず操作する事が多い。フラットディスプレイでは殆ど発生しない現象である。
エッジディスプレイのメリット?
上記記事では以下のように書かれている。
「エッジディスプレイは、画面の没入感を高めるなどのメリットがある一方、誤タッチが増えたり耐久性が下がったりといったデメリットがある」
しかし俺から言わせて貰えば画面の没入感など全く高くなっていない。むしろ画面端が歪むことの違和感のほうが大きい。つまりメリットなど無く、ただのゴミである。
まとめ
今すぐ廃止するべきスマートフォンの機能ランキングがあるとすれば一位に相当する程メリットが無い。何故我々はメーカーの自己満足に付き合わなければいけないのだ、理解に苦しむ。
ちなみに二位はパンチホールとノッチ。こちらもゴミ。
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