日本国内で販売されているスマートフォンはカメラで撮影時に強制的に音が出る仕様となっている。これは法律や条例などで規制されているわけではなく，メーカー在籍の友人の話によると，docomo や au といったキャリアからの要請によるものらしい。
そのためオープンマーケット向けのスマートフォンでは Xiaomi を筆頭に日本であってもシャッター音を無音にできる機種もいくつかあるが、そのためだけに端末を選ぶわけにもいかない。
音が強制的になるとレストランや博物館といった静かな環境や、赤ちゃんや動物など音に敏感な対象を撮ることが難しい。
しかし、シャッター音を無効にできない端末であっても Google Play にあるカメラアプリを利用すれば無音でカメラ撮影をすることができる。無音カメラアプリはいくつか種類があるが、今回はユーザー数の多い以下のアプリを利用してみた。
早速起動して撮影をしてみたが、確かにシャッター音は表示されない。画質も通常のカメラとあまり変わらないように思える。
カメラの機能としては必要なものはそろっている。オートフォーカスにオートホワイトバランス、フラッシュの有無、デジタルズーム、タイマー撮影、カラーエフェクト、ガイド線の表示、タッチシャッター、音量キーでシャッター、連射機能、等々と機能的には十分だろう。写真のアスペクト比はデフォルトでは 16:9 となっているがこちらも設定により変更できる。
ただ、自分の利用している Pixel 6 では広角カメラと超広角カメラの二種類を搭載しているが、超広角に切り替える方法は無いようだ。
また、無料版では画面下部に広告が表示される。こちらはアプリ内購入により解除できるようだ。
本来であればシャッター音が強制的になるような馬鹿げた自主規制が無くなることが望ましいが、現状では期待できそうもない。このようなアプリを利用して回避しよう。
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