コンピュータを利用していると、稀に自動的にシャットダウンしてほしい場面に遭遇することがある。夜寝る前や会社から出る前に実行した重い処理が終わるタイミングで PC もシャットダウンしてくれたら電気代の節約になりそうだ。
このページでは Windows 10 でシャットダウンや再起動をタイマーセットして実行する方法を紹介しよう。
Windows 10 でシャットダウン・再起動をタイマー実行する方法
Windows 10 で指定した時間に自動的に再起動するには以下のコマンドを実行する。コマンドプロンプトや PowerShell, Win+R などから実行可能だ。
shutdown /s /hybrid /t 600
実行すると指定した時間により以下のようなダイアログが表示される。
ここで利用するコマンド引数の意味は以下の通り。
/r | 再起動 |
/s | シャットダウン |
/hybrid | 高速スタートアップの準備 |
/t | 実行する時間を秒で指定 |
/f | 強制的に再起動する(/t で時間指定した場合自動的に付与される) |
/s の部分を /r にするとシャットダウンではなく再起動になる。最後の数字にシャットダウン・再起動したい時間を秒で指定する。例えば上記例では 600 と指定してあるので 600 秒後、つまり10分後に自動的に実行される。
自動シャットダウン・再起動をキャンセルする場合は以下のコマンドを実行する。
shutdown /a
シャットダウン・再起動のタイマー指定で実行するショートカットを作成する
一々コマンドを実行するのは面倒くさいので、頻繁に利用するならショートカットを作成すると便利だ。
デスクトップを右クリックし、「新規作成」から「ショートカット」を選択しよう。
「項目の場所を入力してください」のところに「shutdown /s /hybrid /t 600」などと入力しよう。コマンドの引数は自分の好みで。
最後にショートカットの名前を入力しよう。わかりやすいのが良いと思う。
これでデスクトップにショートカットができた。ダブルクリックするとタイマーが実行されるはずだ。
間違って実行してしまった場合に備え、シャットダウンのタイマーをキャンセルするコマンド shutdown /a のショートカットキーも一緒に作っておくと便利かもしれない。
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