スマートフォンで文字入力を行う際、殆どの人は画面上に表示されるソフトウェアキーボードを利用していると思う。スマートフォンでの文字入力に特化しており複数のアプリの中から好きなものを選べるなど便利ではあるが、テキスト入力中は画面を占有するためにその他の表示領域が狭まるという欠点もある。特に横画面にしたときに顕著だ。
例えばこれは画面を横にして Google 検索欄に文字を入力しているのだが、説明しないとわからないぐらいキーボードが画面を覆ってしまっている。
通常の利用ではあまり問題にならないかもしれないが、横画面やスプリットスクリーン(画面分割)機能利用時などで表示領域が狭まるとソフトウェアキーボードが画面を占めてしまうのは嬉しくない。
キーボードアプリに Gboard を利用しているのであれば「フローティングキーボード」機能を利用することでこの問題を解決できる。
Gboard は Google が開発したスマートフォン向けのキーボードで日本語を含む複数言語に対応している。単に文字が入力できるだけでなく、翻訳やWeb検索、クリップボード履歴などの便利機能を多数搭載しており、非常に便利なキーボードアプリとなっている。詳しくは以下を参照してほしい。
日本語も使える Android/iOS 両対応の Google 製多言語対応キーボードアプリ Gboard | Lonely Mobiler
Gboard のフローティングキーボードを利用する方法
テキスト入力状態にして Gboard を表示させたら、キーボード上部「G」ツールバーの一番右にある「・・・」アイコンを開こう。「フローティング」という項目があるのでタップしよう。
そうするとこのようにキーボード部分がウインドウのように浮いて表示される。キーボード下にある矢印で位置を変更したり、四隅の枠をスワイプすると大きさを変更できる。
フローティングキーボードを終了する場合も同様に「G」マークのメニューから「フローティング」の項目をタップするだけだ。もしくはキーボードを画面一番下までスワイプしても元のキーボード表示に戻る。
とくに横画面でキーボードを表示するとそれだけで画面が埋まってしまうため、フローティングキーボードのほうが使いやすいかもしれない。
今すぐ使わなくてもこういう機能があるという事を覚えておけばいつか役に立つかもしれない。
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