Android で Google Play が使えない・インストールできない等の対処方法

Android スマートフォン・タブレットでは Google Play を利用してアプリのインストールやアップデートを行う事が一般的だ。しかし、何らかの事情や不具合により Google Play を利用できない事もある。

このページでは Google Play が利用できない、アプリのインストールやアップデートが行えないなどのトラブルに遭遇した際にチェックする点をまとめて紹介する。

以下は基本的に Android 9.0 Pie での操作を元に記述している。Android のバージョンやスマートフォンの種類により操作方法や文言に違いがある点は留意してほしい。

エラーメッセージを確認しよう
再起動
通信状況を確認する
ストレージを確認する
1. ストレージの容量を確認
2. SD カードの確認
Google Play アプリを確認する
Google 開発者サービスを確認する
Google アカウントを削除して再度ログインする
まとめ

エラーメッセージを確認しよう

まずはどのような現象が発生しているのか、何らかのエラーメッセージが表示されていないかを確認しよう。

例えば以下はアプリをインストールしようとしたら「空き容量が不足しています。」とエラーが表示された際のスクリーンショットだ。

この場合はストレージに空き容量が無いためにアプリがインストールできないという事を示している。そのため不要なアプリやデータを削除するだけで解決する可能性が高い。

他には以下のように Google Play ストアからインストールしようとした際にエラーコードのみが表示される場合もある。

エラーコードは 910 以外にも 11, 18, 20, 103, 194, 403, 404, 492, 495, 505, 506, 509, 905 と様々なコードがある。エラーコード毎の対処方法については個別に対処方法を書く予定だが、基本的にはこのページで紹介する方法を行えば解決する可能性が高い。

再起動

スマートフォンについて詳しくないのであれば、あれこれいじる前に Android を再起動してみよう。電源ボタンを長押しすると以下のようなメニューが表示されるので、「再起動」を選択するだけだ。

案外これだけで直る事もある。もちろん直らない事もある。

通信状況を確認する

Google Play はインターネットに接続した状態でないと利用できない。うっかり設定を間違えてしまったなんて事もあるので一応確認してみよう。

Wi-Fi が有効になっているか

画面上部のクイック設定を呼び出して Wi-Fi が有効になっているか確認してみよう。

LTE が有効になっているか

Wi-Fi が無い環境下であれば LTE などによるデータ通信が有効になっているかを確認しよう。こちらもクイック設定より有効にできる。

データ通信量を使い切っていないか

多くの場合、利用可能なデータ通信量(ギガとも呼ばれるらしい)は契約しているプランによって制限がある。データ通信量を使い切っているとネットにつながる事ができない、もしくは非常に低速状態となる。

特に月末はデータ通信量を使い切っていないかキャリアのアプリなどで確認してみよう。また、Wi-Fi を利用するのも手だ。

機内モードが有効になっているか

機内モードにしたのを忘れたままという事もあるかもしれない。機内モードの切り替えもクイック設定より行えるので確認してみよう。

ストレージを確認する

よくあるトラブルの一つにストレージ(ROM と呼ばれる事もある)の問題がある。

ストレージの容量を確認

新たなアプリをインストールしたりアップデートを行う際には十分な空き容量が必要だ。

「設定」->「ストレージ」から空き容量を確認してみよう。もし空き容量が少ないのであれば不要なアプリやデータを削除して容量を増やそう。

Android ではこのように種類毎にどの程度容量を使っているのか確認できる。不要なアプリ・ファイルを削除する画面も用意されている。

SD カードの確認

アプリを SD カードに入れようとした場合にエラーが出るのであればまずは SD カードの容量が一杯でないか、SD カードが正常に認識されているかを確認してみよう。SD カードを指しなおしてみるのもよい。

容量に余裕がある場合でも SD カードの初期不良や故障などの理由によりインストールが正常にできない場合がある。内臓ストレージにインストールできるかどうか確かめてみよう。

Google Play アプリを確認する

Google Play アプリ自体に問題があるかもしれないので対処しよう。

Google Play を強制終了

まずは Google Play アプリを強制終了してみよう。何らかの不具合でアプリ自体の動きが停止している場合などには有効だ。

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play ストア」を開き、「強制終了」もしくは「強制停止」と書かれたボタンを押そう。

キャッシュやストレージ削除の際ついでに強制終了するのも良い。

Google Play が無効になっていれば有効にする

間違って Google Play アプリを無効にしていたのであれば有効にしよう。

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play ストア」を開き、「有効にする」ボタンがあれば押して有効にしよう。

Google Play のキャッシュを削除

キャッシュを消すと解決する可能性がある。

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play ストア」を開き、「ストレージ」の項目から「キャッシュを消去」ボタンを押そう。

Google Play のデータを削除

同様にデータを削除すると解決する可能性がある。

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play ストア」を開き、「ストレージ」の項目から「ストレージを消去」ボタンを押そう。

Google 開発者サービスを確認する

Google Play ストアではなく Google 開発者サービスに問題がある場合もある。これは Google のサービスを利用するのに必要なアプリだが、基本的な対処方法は上記 Google Play ストアと同様だ。

Google Play 開発者サービスを強制終了

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play 開発者サービス」を開き、「強制終了」もしくは「強制停止」と書かれたボタンを押そう。

なお複数の Android で試してみたが強制終了ボタンが押せなかったので元から強制終了できないアプリかもしれない。

Google Play 開発者サービスが無効になっていれば有効にする

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play 開発者サービス」を開き、「有効にする」ボタンがあれば押して有効にしよう。

Google Play 開発者サービスのアップデートを削除・再度アップデートする

「設定」->「アプリと通知」->「Google Play 開発者サービス」を開き、「アップデートのアンインストール」ボタンがあれば押してアンインストールしてみよう。

こちらも自分の Android 端末ではアンインストールボタンすら押せなかった。以前押せた気がするのでバージョンによると思う。

Google Play 開発者サービスのキャッシュを削除