macOS の標準ファイラーである Finder は標準でもタブやプレビューなどの機能が充実しておりそれなりに使いやすい。が、ファイル操作を頻繁にしているとそれでは物足りなくなってくるだろう。
より高機能なファイラーを欲するのであれば Mac App Store よりインストールできる Commander One というファイラーはどうだろうか。
このファイラーアプリはいわゆる2ペイン(2画面)型のファイラーで初めて使う人にとってはちょっととっつきにくいかもしれない。しかし常に2ペイン表示されるのはファイル操作する上でとても便利だ。それだけでなくファイラーとしての機能も非常に高機能だ。
見た目はこのような感じで左右でそれぞれ別のフォルダーを開ける。左右それぞれにタブも用意されているので大量のフォルダを開く場合でも安心だ。
ファイル一覧の表示形式はサムネイル・一覧・詳細一覧の3種類から選べる。
デフォルトではツールバーが多いように感じるがメニューの View よりオン・オフを切り替えられる。
キーボードショートカットも充実しているが Finder のものとは多少異なるので注意が必要だ。Tab でペインの切り替え、Space で選択、Enter で開く、fn+del で削除など、やや Windows 寄りな感じがする。
他にも以下のような機能が用意されている。
- ZIP ファイルの圧縮・展開
- .ip .apk .jar ファイルなどを通常のフォルダと同様に処理
- 全てのファイル形式に対してプレビュー可能
- ホットキーを設定可能
- クイックアクセス機能
- プロセスビュワー
- ネットワークフォルダの利用
アプリ内課金でプロバージョンを購入すると以下の機能も利用できるようになる。
- FTP/SFTP/FTPS の利用が可能
- RAR, TarGz, 7zip の対応
- MTP デバイスのマウント
- Dropbox アカウントへのアクセスとシェアが容易に
- Google Drive の利用
- Microsoft OneDrive の利用
- WebDAV への無制限のアクセス
- 見た目を変更できるカスタムテーマの利用
主にネットワーク越しの機能が強化される形となっている。
macOS で高機能のファイラーを探しているのであれば試してみると良さそうだ。
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