今回の旅行の一番の目的であるカッパドキアを見る為、アンカラから拠点となる町ギョレメへバスに乗った。
カッパドキアは地図を見ての通りほぼ真ん中にある。内陸にあるので1日の中での寒暖の差が激しく、早朝にある熱気球ツアーの際はかなり寒さを感じた。
カッパドキアへのアクセス
カッパドキアは前述の通りアナトリア半島の中心部に位置している為、イスタンブールやアンカラといった都市やパムッカレ等他の有名な観光地からは結構距離が離れている。なので日程に余裕が無い場合は飛行機を利用すると良いだろう。
カッパドキアへ飛行機で行く場合にはネヴシェヒル空港もしくはカイセリ国際空港を利用する事になる。イスタンブールからは1時間半といったところか。
もちろん長距離バスで行く事もできるがイスタンブールからだと12時間、アンカラからでも6時間と結構距離がある。時間に余裕がある場合はバスも良いだろうね。
自分はアンカラよりバスで移動した。イスタンブール-アンカラ間と同様に個別モニタ付きにドリンクや軽食のサービスがあり、快適に過ごす事ができた。
カッパドキアのどこに宿を取るか
カッパドキアを旅行する際、拠点となる町がギョレメ、ユルギュップ、アヴァノス等いくつかあるのでどこに宿をとるべきか迷ってしまうだろう。自分も最初はどこにすれば良いのか迷ってしまった。
が、特にこだわりが無ければギョレメで問題ないだろうと思う。理由は単純に、ギョレメの町がカッパドキアのほぼ中心部に位置しているからだ。
とくに自分のようにバックパッカースタイルで旅行し、ツアーをあまり使わず自分の足で歩いたり自転車をレンタルして行動する人にとってはこの立地は最高だろう。それにギョレメには安宿も多い。
自分が泊まったのは以下のウィスパーケイブハウスというゲストハウスだ。
https://www.booking.com/hotel/tr/whisper-cave-guest-house.ja.html
Wifi は早く朝食付きでバルコニーからの眺めが良く、何より猫が人懐っこいのが気に入った。
バルコニーにいくと猫が寄ってくる環境は最高である。
ちょっとわかりにくいところにあるのが難点なぐらいか。
カッパドキア散策
ギョレメについたのは夜であった為、翌日より周辺を散策する事にした。
地図を見た感じ徒歩でいくには広すぎるので野外博物館に行く際には自転車を借りた。9月はまだ暑く体力を消耗する上に一部の道は石畳になっているため結構漕ぎにくかったので素直にバイクやツアーを利用したほうが良いかもしれない。
ギョレメの町
ギョレメの町はカッパドキア観光の中心部に位置しており、町中にも奇形の岩があったりする。
町の周囲は岩山で囲まれており、町中を歩いているだけでもカッパドキアの雰囲気を存分に味わうことができる。
ゲストハウスもそうだったが町中には猫が多く、猫好きにも良い町だ。
この羊たちはやはり食料になるのだろうか。
ギョレメ・サンセットポイント
ギョレメの中心から南東に15分程歩いたところにある丘はサンセットポイントとなっており、景色がとても良い。
町の中心部もしっかり見る事ができる。
町だけでなく、周囲の景色を楽しむ事ができる。
人気スポットらしく、人も多い。というかカップルばっかだ。リア充め。
カップルだけでなく結婚用の写真を撮っている人達もいた。きっと良い写真が撮れている事だと思う。
サンセットポイントにはカフェもある為、疲れたりのんびりしたいときにも良いね。
ギョレメ屋外博物館
ギョレメの中心部より東へ進んだところにあるのがギョレメ屋外博物館だ。自転車で行ったのだが石畳の坂がかなり辛かった・・・一応バスもあるのでそのほうが疲れなくて良い、んだけど一時間に一本なので待つの嫌だなぁという感じ。
途中にはラクダに乗れる場所がある。写真撮影も有料なのでお断りしたが他人が乗ってるのを撮る分には別にいいらしい。
この野外博物館ではギョレメの奇形岩をくり抜いて作成された洞窟の中に入る事ができる。
岩を削るというのはなかなか骨が折れそうな作業である。よく昔の人はこのようなところに住もうと思ったものだ。とくに教会には様々な壁画が描かれており一見の価値有りだ。残念ながら撮影禁止と言われてしまったので写真は無いのだが。
ゼルヴェ屋外博物館
ギョレメ屋外博物館の後はゼルヴェ屋外博物館に行く事にした。
ギョレメの町から自転車で30分ほど走ったところにある。石畳ではなくアスファルトで舗装されている為走りやすかったが、やはり暑い中自転車で行くのは結構たいへんであった。こちらもバスが一時間に一本出ている。
走ってる途中に気軽に止まれるのは自転車の利点だね。ゼルヴェ野外博物館へ行く途中には奇形岩が固まっているパシャバーと呼ばれているポイントがあり、お土産屋や軽食屋などもあり休憩地点のようになっていた。
あまりにも暑い上にご飯を食べるタイミングを見失った為にアイスを食べて糖分を補給した。
岩の根本から見る事ができる。でかい。
保護色になっていてわかりにくいが周囲にはトカゲが多く生息していた。
奇形岩群を囲んでいる周囲の丘に登る事もできる。休憩のつもりが余計に体力を使ってしまった気がする。
ここからさらに10分程走ったところにゼルヴェ屋外博物館がある。
屋外博物館となっている地域はゼルヴェの谷と呼ばれ、中世のキリスト教徒による住居群がある。入場料を払って中に入ると谷っぽくなっているのがわかるだろう。
やはりここも岩山をくり抜いて住居を作成している為穴ぼこだらけになっている。
こんな感じに穴があいているとほんとに住居っぽく見える。
もちろん奇形の岩も沢山ある。
谷の奥からの風景はこんな感じ。
谷をぐるっと周ってお腹すいてきたが自転車に乗るのに重い物はちょっと・・・と思ったのでギョズレメと呼ばれるトルコ式のパンケーキを食べる事にした。なぜか一つ頼んだら二人分出てきた。
ATV(4輪バギー)サンセットツアー
ゼルヴェ屋外博物館からギョレメの町へ戻った後はそのままレンタルバイク屋で ATV サンセットツアーへ参加する事にした。これはカッパドキアの大地を ATV と呼ばれる四輪バギーを参加者自らが運転し走り抜けるというワイルドなツアーだ。
ATV というのは上記写真の黄色い乗り物でハンドルはバイクのような形状だが操作方法は結構違いがある。といってもハンドルとアクセル、ブレーキ以外の操作はしなくて良いと言われた為、ゴーカートに乗るような感覚で操縦できる。
砂埃が激しい為、マスクを貰えるのだが目の保護はできない為大きめのサングラスやゴーグルが欲しいところであった。
自分が参加したツアーは参加者三人だったのだが、ATV ツアーで周るコースはツアー会社が違っても殆ど同じようで結果的にこんな感じに大勢で集まる事もあった。
道はほぼ全てオフロードで起伏が激しいところもあるが四輪バギーのパワーがあればどこにでも行けるのではないかという錯覚に陥る。GoPro などのアクションカムで撮ると面白そうだ。
ツアーではギョレメの町から北東のローズバレー方面を経由し、ラブバレーを周り、サンセットポイントまで進む。
夕日が眩しい。
人気のポイントらしく人も多い。殆どが ATV のツアーかな、バギーが沢山止まっていた。
サンセットポイントから見るローズバレーはとても綺麗であった。
この日の夕食はカッパドキアの郷土料理らしいものを頼んだ。美味い。
バルーンフライト(熱気球ツアー)
ATV ツアーの翌日は疲れを取る為に1日休む事とし、カッパドキア最終日の早朝に熱気球ツアーへ行く事にした。ホテルに来るピックアップが四時四〇分と早く、朝に弱い自分にとっては厳しいツアーであったががんばって起きた。
自分が参加したツアーはゲストハウスのスタッフにオススメされたイスタンブールバルーンという会社のもので、参加費100ユーロで朝食にツアー後のシャンパンもついている。
一つの熱気球にはドライバーもあわせて12-15人程度乗る事ができるようだ。
熱気球ツアーの会社は複数ある為、他社の気球も沢山見る事ができる。それぞれ柄が違う為カラフルだ。
上空からの景色は最高である。
町を真上から見下ろすってなかなかできない事だと思うのだが、熱気球なら可能だ。
谷は真上から見ると底が見えなくて怖い。
岩の形が良くて影がハートになるんだぜってガイドにいわれた場所。惜しい。
バルーンと朝日の組み合わせ。撮るのが難しいがこれぞカッパドキアという感じだ。
参加して本当に良かったと思えるツアーである。
ツアー後のシャンパンは美味しい。
カッパドキアの次はパムッカレへ
カッパドキアには上記以外にも見どころが沢山ありこの短期間では全てを周る事はできないがあまり急ぐのは好きではないし、熱気球に乗ったらだいぶ満足してしまった。
この後は夜行バスでパムッカレに行く事にした。
続く。
世界遺産のヒエラポリス・パムッカレへ行ってきた | Lonely Mobiler
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