起きたら El Capitan がリリースされていたのでさっそく自分の Macbook Air (11-inch`、Mid 2013) をアップグレードした。今のところ快適に利用できている。
El Capitan での変更点
El Capitan では一体何が変更されたのか、順に確認してみる。
Rootless
新たなセキュリティ機能 rootless により root であっても一部のディレクトリへのアクセス制限がかけられるようになった。
制限がかけられたディレクトリは /usr, /sbin, /System, など。一般的なユーザは困る事は無いだろうが TotalFinder や TotalSpaces2, Parallels など一部アプリケーションが動かなくるなるといった影響が出ているようだ。
自分のマシンもこの影響かは不明だが Ruby on Rails の開発環境が吹っ飛んだ上に brew コマンドも使えなくなっていたので Homebrew の再インストールを行った。再インストールしたら特に問題は無くなった。
開発者向けには以下の Web ページがシンプルにまとまってて良いだろう。
El Capitan for Developers - Archive - Pointless Ramblings
また、rootless はオフにする事も可能のようだ。
rootless を無効にする方法
ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行し、再起動を行おう。
$ sudo nvram boot-args=“rootless=0”
OS X のアップデートで設定が戻る場合もあるらしいが一応 rootless は無効にできるようだ。
Split View
Windows 7 からある Aero Snap のようにウインドウを左右分割で表示する機能がついた。Windows 使用時には重宝している機能なので OS X で使えるようになったのは歓迎したいところだが使い勝手は結構違う。
ウインドウ左上にある最大化ボタンを長押しすると Split View 状態になり、デスクトップ上のどちらにウインドウを表示するかを決め、そのご反対側に表示するウインドウを指定する事になる。もしくはすでにフルスクリーンになってるアプリへ他のアプリウインドウをドラッグする。
アプリによっては分割後の描画がちょっとアヤシイ事もある。MacVim はウインドウサイズが正常に取れなくて使うのは厳しいとか。
まぁ使っていくうちに便利な使い方がわかってくるだろう。きっと。
日本語入力
OS X 上で Google 日本語入力を使っているという人も新しい OS X の日本語入力は試してみる価値がある。特にライブ変換機能は日本語入力中に必ず発生する漢字変換を自動でやってくれるスグレモノだ。
このGIF画像では予測変換が表示されているが、スペースキーは一度も押す事なくこの文字列を入力している。日本語変換は結構だるいので IME の変換効率がよくなると共にこういった機能が入るのはとても便利だ。他の IME も真似して欲しい。
ついでに日本語のフォントも「クレー」、「筑紫A丸ゴシック」、「筑紫B丸ゴシック」、「游明朝体+36ポかな」が増えた。
Spotlight
天気とか株価とかスポーツの試合結果とかが見れるようになったり、自然言語での検索ができるようになったらしい。
今まで Alfred を Spotlight の代わりに使用してきたがそろそろ Spotlight をメインに使っても良いかもしれない。
パフォーマンスの向上
アプリの起動が早くなったり、アプリ間の切替が素早くなったらしい。あんまり体感ではわからないが Apple がそう言っているのできっとそうなんだろう。
他のアプリ
他自分が使わない標準アプリでも以下のように更新がかかったみたいだ。
- Photo アプリが新しくなって iOS みたいに扱えたり、Edit ボタンから編集できたり拡張機能を Mac App Store から探せるようになった。
- Notes アプリが新しくなった。
- Maps で乗り換えガイドができるようになった。
- Safari のタブに Pin 機能が追加、タブ毎に音量のミュートができるようになった。
- Mail で左右スワイプを用いたジェスチャーでメールの操作が楽に。
まとめ
リリース直後という事もあり多少のトラブルはあったが殆ど解決できたし快適に利用できている。新しいものは良いものだ。
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