コンピュータでは一度接続した Wi-Fi のアクセスポイントやパスワードなどの設定を保存しておき、再度接続する際の手間を省くことができる。しかし、Wi-Fi に不具合があった場合には一度その設定を削除して再接続を試みたり、利用していない Wi-Fi は一覧から削除してリストをスッキリさせたい場合もある。
Windows 10 ではいくつかの方法で保存した Wi-Fi 設定を削除することができる。このページでは Windows 10 で Wi-Fi 設定を削除する方法を紹介しよう。
Windows 10 のタスクトレイから Wi-Fi 設定を削除する方法
最も楽なのは Windows 10 のタスクトレイから削除する方法だと思う。Windows 10 の画面の右下にあるタスクトレイから Wi-Fi アイコンをクリックし、削除したい Wi-Fi を右クリックしよう。
そうするとこのようなメニューが表示されるので「削除」を選択しよう。
これだけで Wi-Fi の接続設定が削除される。設定が削除されるだけなので、再度接続したい場合にはパスワードを入力するだけで問題なく接続できるはずだ。
Windows 10 のネットワーク設定から Wi-Fi 設定を削除する方法
タスクトレイからだけでなく、Windows 10 の設定画面からも削除可能だ。
Windows 10 の「設定」アプリを開き、「ネットワークとインターネット」から「Wi-Fi」を開こう。
「既知のネットワーク」という項目があるのでクリックしよう。
そうすると、以前接続したことのある Wi-Fi の一覧が表示されるはずだ。Wi-Fi を選択すると「削除」ボタンが現れる。「削除」ボタンを押せば Wi-Fi を削除できる。
Windows 10 の Power Shell から Wi-Fi 設定を削除する方法
上記 GUI による削除方法だけでなく、コマンドによる削除も可能だ。Windows 10 の PowerShell を実行し、「netsh wlan show profiles」コマンドを実行しよう。
そうすると、この PC で接続したことのある Wi-Fi の一覧が表示される。
削除したい Wi-Fi プロファイルがあれば、「netsh wlan delete profile name="Wi-Fi名"」コマンドを実行することで削除できる。
削除に成功すれば「プロファイル "Wi-Fi名" がインターフェイス "Wi-Fi" から削除されます。」というメッセージが表示され、先ほど実行した「netsh wlan show profiles」コマンドの実行結果からも表示されなくなるはずだ。
こちらは一度に複数の Wi-Fi プロファイルを削除する際に便利だろう。
まとめ
Wi-Fi を削除するケースはあまりないかもしれないが、ネットワークが不調の際などでは必要となる操作だ。覚えておくといつか役に立つかもしれない。
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