Dropbox にはファイルを共有するだけでなく、ファイルを送受信するための Web サービス「Dropbox Transfer」が用意されている。Dropbox Transfer を利用すると相手が Dropbox のアカウントを持たずとも簡単にファイルを送信することができる。
Dropbox にはファイルを共有する機能も用意されているが、Dropbox Transfer ではファイルの編集ができないなど送受信に特化したサービスとなっている。宅ふぁいる便やギガファイル便のようなサービスに近いだろう。
このページでは Dropbox Transfer を利用してファイルを送受信する方法を紹介する。
Dropbox Transfer を利用してファイルを送信する方法
Dropbox Transfer でファイルを送信する方法は主に二通りある。
一つ目は Web ブラウザから Dropbox Transfer の画面を開き、ファイルをアップロードする方法だ。
Web ブラウザから Dropbox にログインし、https://www.dropbox.com/transfer にアクセスしよう。
このような画面になったら「こちらにファイルやフォルダをドロップしてください」となっている箇所にファイルをドラッグアンドドロップしよう。
転送するファイルの確認や設定を行う画面が表示される。「続行」を押すと次へ進める。
暫く待つと「転送の準備が完了しました」というメッセージと共に、ダウンロードリンクが現れる。
このリンクをファイルを渡したい人へ送信しよう。
二つ目は Dropbox をインストールした PC の右クリックメニューを利用する方法だ。
Dropbox を PC にインストールしていればファイルを右クリックした際に「Dropbox Transfer で送信」というメニューがある。Dropbox のフォルダ以外でも表示される。このメニューを選択すると Dropbox Transfer で送信することができる。
実行すると転送の確認と設定を行う画面が表示される。「続行」を押すとアップロードされる。
画面が多少違うだけで Web ブラウザで行う方法と大体同じだ。
送信したファイルは以下のリンクより確認できる。
この画面では送信したファイルの一覧や閲覧数、ダウンロード数を確認できる。
Dropbox Transfer を利用してファイルを受信する方法
Dropbox Transfer のダウンロードリンクを開くと、以下のようなウインドウが表示される。
「転送を開始」を押すとダウンロードが開始される。完了したらダウンロードフォルダを確認してみよう。
Dropbox Transfer にアップロードしたファイルを削除する方法
Dropbox Transfer にアップロードしたファイルは削除も可能だ。削除するには Dropbox へログインし Transfer の画面を開く。
ファイルの一覧が表示されるので、右側の「・・・」のメニューより「削除」を選択しよう。
確認ダイアログが表示されるので、「削除」をクリックするとファイルが削除される。
これで OK, ファイル一覧画面からも消えるはずだ。
Dropbox Transfer にパスワードとダウンロード期限を設定する方法
ファイルの送信確認画面にある歯車マークを押すと、送信の設定を変更する画面が表示される。
このダイアログからパスワードによる保護をかけたり、ダウンロード可能な有効期限を指定可能だ。ただし、パスワードの設定は Professional プランの利用者のみ、有効期限も無料版では三日と七日しか設定できず、こちらも自由に設定するなら Professional プランが必要となる。
Dropbox Transfer で送信できるファイルサイズの上限
Dropbox Transfer で送信できるファイルサイズの上限は利用中のプランによって異なる。今のところは以下のようになっている。
Basic | 100 MB |
Plus | 2 GB |
Professional | 100 GB |
Business Standard | 2 GB |
Business Advanced, Enterprise, Education | 100 GB |
Dropbox Transfer の使用方法 | Dropbox ヘルプ
無料版では 100MB とやや少ないが Plus になると 2GB とかなり大きい。通常の利用であれば 2GB あれば問題ないだろう。
まとめ
Dropbox ユーザーであれば PC から直接アップロードできるなど使い勝手の良いファイル転送サービスだ。覚えておくと便利かもしれない。
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