Windows 10 のスタートメニューには文字列を入力するだけで Web 検索できる便利な機能が搭載されている。しかし、実際に検索に利用してみると Google Chrome などを指定した「既定のブラウザ」を無視して Microsoft Edge が立ち上がる上に、検索エンジンも Bing 固定などという、ゴミのような仕様となっている。macOS ですら Spotlight の検索には既定のブラウザを利用するのに何故 Windows では設定不可なのか理解に苦しむ。
そのようなクソったれな状況を解決するには RedirectToDefaultBrowser というフリーソフトを利用しよう。Windows Store より無料でダウンロード可能だ。
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この記事では RedirectToDefaultBrowser を利用してブラウザや検索エンジンを変更する方法を紹介する。
ブラウザを Microsoft Edge から既定のブラウザへ変更する方法
まずはスタートメニューで検索時に Microsoft Edge ではなく Google Chrome などに設定した既定のブラウザを起動する方法を紹介する。
Windows 10 の設定アプリを開き、「アプリ」から「既定のアプリ」を開く。
「プロトコルごとに規定のアプリを選ぶ」を開く。
プロトコルの一覧とそれに対応するアプリの一覧画面が表示される。この中から「MICROSOFT-EDGE URL:microsoft-edge」と書かれた項目を探そう。
「Microsoft Edge」と設定されているのでクリックして「RedirectToDefaultBrowser」を選択しよう。
もし RedirectToDefaultBrowser が表示されない場合には設定アプリを再起動してみよう。
これで OK だ。スタートメニューから検索して既定のブラウザが起動するか確認してみよう。
検索エンジンを Bing から Google に変更する方法
ブラウザを規定のものに変更するだけでは物足りない、やはり検索エンジンは Bing ではなく Google にするべきだ。検索エンジンの変更も RedirectToDefaultBrowser で実現できる。まずは RedirectToDefaultBrowser を起動しよう。
このアプリではブラウザ起動時に指定された URL 内の文字列を置換する機能が用意されている。なので Bing へアクセスする URL を Google などの他の検索エンジンに置換してしまえば良い。
置換を追加するには「リダイレクト」タブにある「追加」ボタンを押そう。
まずは bing.com を google.com に置換する。
- 入力パターン: bing.com
- 出力パターン: google.com
と設定すれば検索結果が Bing から Google になる。
つぎにスタートメニューから検索結果ではなく直接 Web ページに飛ぶ際に設定されたリダイレクトの処理を Bing のものに直す。
- 入力パターン: www.google.com/WS/redirect
- 出力パターン: www.bing.com/WS/recirect
一つ目の置換で bing から google に変更されたがページを直接表示する際にはエラーが出るのでそれを修正するための処理だ。正規表現を書けば一つの置換ルールで両方に対応するリダイレクト設定を利用可能だが、わかりやすさを重視するために二つにわけている。
これで検索結果が Google で表示されるようになるはずだ。もし設定が反映されない場合には URL:microsoft-edge の設定を指定しなおしてみよう。
とりあえず規定のブラウザや検索エンジンを変更できるようになったが、この程度の設定は標準で用意してほしいものだ。やれやれ。
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