通常 Windows ではアプリケーションを終了させるときはウインドウ右上の「x」ボタンを押したり、メニューから「終了」を選ぶ事が多い。しかし、ウインドウがどこかに消えてしまったり、「応答なし」状態になって操作できない等、場合によっては正常に終了できないこともある。
このページでは Windows でアプリケーションを強制的に終了させる方法を紹介する。
Alt-F4を押す
これは主に正常に動作しているアプリケーションに対して利用するものだが、一応紹介しよう。Windows では Alt-F4 を押すと現在実行中のウインドウを強制的に終了することができる。
このようにキーボードの下のほうの Alt キーと、上部にある F4 キーを同時に押すだけだ。Alt キーを押しながら F4 キーを押すのが操作しやすいと思う。慣れればホームポジションから親指を曲げて Alt キーを押し中指で F4 キーを探って押せるようになる。
終了するとき、保存していない変更がある場合には警告が出ると思う。間違えて閉じないようにしよう。
タスクマネージャーから終了する
アプリケーションを強制終了する際にもっとも使われるのがタスクマネージャーだ。タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を開こう。
そうすると以下のようにタスクマネージャーが現れ、現在起動中のアプリが一覧で表示される。
アプリを選択して画面右下の「タスクの終了」を選択するか、選択したいアプリを右クリックして「タスクの終了」を選択するとそのアプリを強制終了できる。
また、タスクマネージャーの左下にある「詳細」ボタンを押すと、より細かな表示となる。
この画面では自分で起動したアプリだけでなく、バックグラウンドで実行しているソフトウェアも強制終了が可能だ。
TASKKILL コマンドを実行する
コマンドプロンプトもしくはパワーシェルで TASKKILL コマンドを実行してもアプリを強制終了できる。
コマンドプロンプトなら Win+R を押して cmd から、パワーシェルならスタートメニュー右クリックから選択するのが手っ取り早い。
起動したら以下のようにコマンドを実行しよう。
taskkill /im notepad.exe /t /f
オプションの意味は以下のような感じ。
- /im 終了させるアプリの exe 名を指定
- /t 指定したプロセスとその子プロセス全て終了
- /f 強制終了
exe の名前がわからない場合には /pid を利用してプロセス番号で終了できる。
taskkill /pid 25304 /t /f
強制終了に成功すると以下のように表示される。
まとめ
Windows に限らずコンピュータを利用しているとアプリが応答しないなどで強制終了が必要になる場面は多々発生する。強制終了する方法を覚えておけばそのような事態に遭遇しても慌てなくてすむ。ぜひ覚えておこう。
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