VPN Gate プロジェクトでボランティアにより提供される VPN サーバーには、L2TP/IPsec 形式を利用して接続する事ができるものもある。
VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
L2TP/IPsec は Windows や macOS, Android といった OS の標準機能として用意されている為、新たにソフトウェアをインストールする必要なく VPN Gate を利用する事ができる。
この記事では Windows 10 で L2TP/IPsec を利用し、VPN Gate へ接続する方法を紹介する。
より簡単に接続できる SoftEather VPN Client を利用した接続については以下の記事を参照して欲しい。
Windows から SoftEther VPN Client で VPNGate へ接続する
Windows 10 で L2TP/IPsec を利用し VPN Gate へ接続する方法
Windows 10 の標準機能のみで VPN Gate へ接続する設定を行う方法を紹介する。
まずは VPN Gate の Web サイトより L2TP/IPsec に対応している VPN サーバーを探す。
L2TP/IPsec に対応していればこのように「L2TP/IPsec 接続方法」と表示がある。このサーバーのアドレスを利用する。中国などであれば IP アドレスのほうが良いだろう。
アドレスが手に入ったらそれを元に Windows 10 の設定を行おう。
まずはスタートメニューから「設定」を開く。
左側のメニューより VPN を選択する。
画面上部の「VPN 接続を追加する」を押す。
VPN の設定画面が表示される。スクリーンショットにも表示されているが、以下のように設定する。
VPN プロパイダー | Windodws(ビルドイン) |
---|---|
接続名 | 何でも良い |
サーバー名またはアドレス | VPN Gate のサーバーアドレス |
VPNの種類 | 事前共有キーを使った L2TP/IPsec |
事前共有キー | vpn |
サインイン情報の種類 | ユーザー名とパスワード |
ユーザー名 | vpn |
パスワード | vpn |
最後に「保存」を押せば VPN 設定を保存でき、以下のように「VPN 接続を追加する」の下に保存した VPN が表示される。
設定が正しければ「接続」を押せば VPN に接続できるはずだ。
接続完了すると「接続済み」と表示される。IP アドレスが変わっているか試してみよう。
設定した VPN サーバーの IP アドレスが表示された。問題ないようだ。
接続を終了するには先程の画面で「切断」を押せば良い。
多少設定に手間がかかるが、OS の標準機能のみで利用できるというのは何かと便利だろう。覚えておくと役に立つかもしれない。
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