COVID-19 が流行し始めて三年程度経過したが一向に収まる気配がなく、このまま海外旅行できなくなるのか・・・と思っていたら、去年あたりからあっさり各国の国境か解放され始めた。別に感染者数が減っているわけでもないのでもう撲滅は諦めたのか、ワクチンあるからまあええやろという感じなのか、それよりも観光客を呼んで経済を回したいのかわからないが、まぁ一旅行者としてはありがたい限りだ。
というわけで約三年ぶりにタイに旅行してきた。経済成長中の東南アジアは三年も離れると色々変わっていた。
COVID-19 の影響
一番の大きな影響は、観光客が減ったことにより LCC が少なくなり、安い直行便が無くなってしまった事だろう。以前であれば JetStar や AirAsia など複数の会社から2万円程度の安い直行便が売られていたのだが、今はそれらがなくなってしまった。なので行きは AirAsia の KL 経由便を、帰りは ZIPAIR を利用したが、以前と比べて不便もしくは高くなってしまった。
タイ入国時はワクチンの接種証明などは不要でコロナ禍以前同様にパスポートのみで入国できた。一方で日本に帰国する際には Web アプリに登録を行い、入国時に提示する必要がある。それから、空港でチェックインする際にはワクチンの接種証明の提出を求められた。接種証明アプリの準備はしておくべきだろう。
タイでは特に制限などはなく以前同様に普通に観光できた。違いはマスク着用率の高さと消毒液の設置ぐらいだがこのへんは日本と変わらない。
タイ国内でのマスク着用率だが、街中ではタイ人を含むアジア系は九割、欧米人は一割程度という印象。中にはマスクはつけるけどヘルメットはつけないバイク乗りもいる。優先度それで良いんか？
円安と物価上昇の波
今回旅行した時は 1THB ≒ 3.95JPY と前回旅行した時期(1THB ≒ 3.4JPY)より若干円安気味であった。それに加えてタイ国内の物価上昇もあり、以前程の割安感は無い。ここでは面倒くさいので 1THB = 4JPY として計算した。
屋台だと一食 50THB ≒ 200JPY ぐらいから、 安いローカルレストランだとワンプレート 80THB ≒ 320JPY ぐらいなのでまだ日本と比べると安いといえば安いのだが、以前と比べると高くなったなぁという感じする。とはいえ水のペットボトルは 7THB ≒ 28JPY, パタヤのマッサージは一時間 200THB ≒ 800JPY なので全体で見るとまだ安い。
逆にセブンイレブンのコーヒーに関しては 30THB ≒ 120JPY なので日本よりも高かった。基準がよくわからん。
飲食以外だと安宿も以前あった 200THB ぐらいの安い値段のものはほぼ見かけず、最低でも 250THB ぐらいからという感じ。
また、バンコク-パタヤのバスも 119THB から 131THB に値上がりしてた。これは燃料費の高騰も関係ありそうだ。
中国の影響の大きさ
中国人観光客が増えてきているのか、特にパタヤではめっちゃ中国語で話されるしメニューなども中国語併記が多い印象だ。レストランで "check please" と英語で話かけているのに「一百块」って返されたり、屋台で席につくと「你要喝水吗?」とか言われたりする。自分も少し中国語勉強していたので、タイ人と日本人で中国語でやり取りするなんておかしな光景が生まれてしまう。実際中国人観光客はよく見かけたし日本人と中国人の区別は難しいのでしょうがない。
ただ MBK では日本語で呼び込みされたので場所によるのだろう。中国人は MBK に行かないのか。そのうち MBK でも中国語で話かけられるようになるかもしれない。
大量の草
2022年6月から医療用という名目で大麻が合法化された影響で、いたるところに大麻販売店が開店していた。特に観光客の多いカオサンやスクンビット・パタヤなんかはコンビニよりも多いぐらい大麻屋が乱立していた。さらにコンビニにはカンナビスウォーターまで売っている始末である。そんなに大麻接種したいものなのだろうか。
最も日本国の大麻取締法には国外犯規定があるので、日本人が海外で購入しても違法になるのではないかと思う。日本など他国に持ち込まない限り捕まらないとは思うが、所持していなくともマレーシア入国時の尿検査で陽性反応が出て拘束されたなんてニュースも見かけたので、やるなら気を付けたほうが良い。
タイ出国前に大麻入りドリンクを摂取、マレーシア国境で3日間拘束 | タイランドハイパーリンクス：Thai Hyper
まとめ
いくつかの変わった部分はあるものの、タイはタイであった。また行こう。
余談だが一番びっくりしたのはタイの友達がまったく同じ日程で日本に旅行に来てた事だ。タイミング悪すぎるな。
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