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12000円以下で買える激安中華スマホ Letv X522 レビュー

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GearBest.com のご厚意により Letv X522 というスマートフォンを頂いたので紹介しよう。

Letv X522 4G Phablet - $99.99 Free Shipping|GearBest.com

Letv X522 はこの記事を書いている現在約11400円で販売されている非常に安価なスマートフォンだ。今は割引があるがそれが無くとも12000円前後ともとの値段からして安い。

Letv というブランドは聞いたこと無い人も多いと思うが「乐视集团」と言う中国北京に本拠を構える企業の子会社のようだ。英語では LeEco と言うらしい。

端末名に関しては Web ページによって表記の揺らぎがあり GearBest.com では Letv X522, 端末情報欄では Le X522, Geekbench では LeMobile Le X522 などと表示されている。この記事では GearBest.com に倣って Letv X522 としよう。

というわけで Letv X522 のレビューをしてみよう。

この記事は GearBest.com 様の提供による PR 記事です。

Letv X522 性能一覧

まずはざっと Letv X522 の性能及び仕様を見てみよう。

OS Android 6.0
ディスプレイ 5.5インチ 1920x1080
CPU Qualcomm Snapdragon 652 オクタコア 1.8GHz
RAM 3GB
ストレージ 32GB
バッテリー 3000mAh
カメラ リア1600万画素+フロント800万画素
センサー類 加速度・近接センサー、赤外線、電子コンパス、GPS、指紋認証
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
SIM Nano SIM, DSDS対応
LTE バンド FDD-LTE: B1/2/3/4/5/6/8/12/17

性能的には現在日本で販売されている格安スマホと同等か少し劣るといった感じか。CPU は Snapdragon 6xx 番台とミッドレンジ帯で利用されるものが搭載されている。Letv X522 と同等の性能のスマートフォンを通販サイトや家電量販店などで見るとおおよそ2~3万円程度する事を考えると1.2万円というのは非常に安い。

発売時期に比べて OS のバージョンがやや古いが独自の UI を搭載しているのでそうなるのは仕方がないところはありそうだ。とはいえ 6.0 ならバージョンが古くて困るという事はほとんど無いと思う。

電波に関しては FDD-LTE B1 に対応しているので docomo や docomo の MVNO であれば繋がると思う。ただし技適は無いようだ。

ちなみに某有名通販サイトにも Letv X522 は売っているのだが、値段が現時点で約1.9万円と GearBest.com で買うよりかなり割高だ。GearBest.com 安い。

Letv X522 開封の儀

仕様などはそのへんにして実機を触ってみよう。

このような形で GearBest.com の倉庫があるらしい深センよりやってきた。緩衝材で覆われており、よほど手荒く扱わないかぎり輸送中に壊れる事は無いだろう。

緩衝材を外すと本体の箱が出てきた。

表面はロゴのみでシールを除けば余計な装飾が無くシンプルだ。

裏には端末性能表がある。

開けよう。

開けたらすぐ本体が現れる。その下には付属品がある。

付属品は簡単な取扱説明書・USB AC アダプタ・USB type-C ケーブル・USB type-C to イヤホンジャック変換器の4種類だ。この付属品を見て気づいたが本体にイヤホンジャックは無いようだ。なのでイヤホン・ヘッドセットを利用する際はこの変換器もしくは Bluetooth を使う必要がある。

本体を見てみよう。

見た目はなかなか良いと思う。画面サイズは5.5インチと最近のスマートフォンの中では標準的な大きさだ。背面のエッジ部分は丸みを帯びているので持ちやすい。

ディスプレイの下の余白にはホームボタンなどが表示されるスペースとなっている。Samsung 端末のように「戻る」と「最近使ったアプリ」ボタンが Android 標準とは逆になっているのだが、設定より入れ替える事もできる。

背面にはカメラと指紋認証が搭載されている。側面には電源ボタンと音量ボタン、反対側には SIM トレイがある。このあたりは普通の Android 端末といった感じだが、本体上部には赤外線ポートがある。

赤外線機能は最近のスマートフォンにはほとんどついていないと思うので珍しいのではないか。X522 にはリモコンアプリがプリインストールされており、この赤外線機能を用いてテレビやエアコンなどを操作できるようになっている。

Letv X522 独自 UI

Letv X522 は Android 6.0 をベースとするカスタマイズされた OS が動いているようで Android 標準のものとは少しだけ使い勝手が異なる。

標準のホーム画面はこのような感じ。アプリ一覧を表示するドロワーは無く、アプリを追加すると iPhone のようにホーム画面の別ページに直接追加される。

画面上からスワイプして表示する通知画面には時計と通知しか表示されず、クイック設定パネルは「最近使ったアプリ」画面に統合されている。これはこれで使いやすいと思う。

OS は日本語にも対応しているのだが、翻訳が不十分で英語が表示されるところも多い。とはいえ利用する上で困るような感じはしない。

中国企業のスマートフォンだがグローバル版では Google Play を利用できるのでホーム画面やキーボードアプリなどは自由に変更可能だ。

標準の仮想キーボードも日本語に対応しているのだが、キーボードの上部に広告が表示される素敵な仕様となっているので別のモノをインストールする事をオススメする。

自分は Gboard を利用している。Google 純正でこれ一つで日本語や中国語といった多言語に対応できる便利なキーボードアプリだ。

ざっと触ってみたが安いからといって動作が遅いとかカクつくとかそういった事は特に無く、ストレス無く普通に利用できる。

Letv X522 のベンチマーク結果

この激安スマートフォンがどの程度の性能なのかを計測してみよう。利用したのは Geekbench 4 だ。

シングルコア 1415、マルチコア 3085 という数値になった。シングルコア、マルチコア共に決して高いとは言えないが、値段を考えるとかなり良い数値ではないかと思う。

全体の順位を見るとこのスコアの前後には数年前のハイスペック端末が並んでいるので大体そんな感じの性能と思って良さそうだ。

Letv X522 でゲームを遊んでみた

ベンチマークの数値より実際にアプリやゲームが動くかどうかのほうが重要だろう。Letv X522 を利用していくつかゲームを遊んでみたので感想を述べよう。あくまで私の主観である事には留意してほしい。

PUBG MOBILE

非常に重い事で有名な PUBG MOBILE だが、画質を最低に落とせばスムーズに動く。ただゲーム自体のローディングやマップの読み込みはちょっと遅い気がする。一度ゲームが始まれば気にならない。

最初の対戦相手はBOTのみなので簡単にドン勝(英語版は Winner Winner Chicken Dinner)にありつけた。一ゲームプレイしたが特に問題はなかった。PUBG が動く一番安いスマートフォンではないか?

ポケモン GO

GPS を搭載しているのでポケモン GO もちゃんと動く。AR モードも動くがやや重いのでオフ推奨だ。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)

デレステは設定を3Dリッチにしてもコマ落ちやラグ、タッチの取りこぼしなど無く快適に遊ぶことができた。

Letv X522 のカメラ

カメラ機能も試してみよう。近所の公園でいくつか撮ったものをリサイズのみ行いアップロードした。

最近のスマートフォンはデュアルカメラだのトリプルカメラだの搭載しているのでそれらと比べるのは酷だが、値段を考えれば悪くはないといった感じだ。

通常の写真と動画撮影だけでなく、スローモーション撮影とパノラマ撮影にも対応している。スローモーションといっても Sony のようなすごいものではないのでおまけ程度に考えておくと良さそうだ。

Letv X522 の使いみち

さてこの記事を見ている殆どの方は既にスマートフォンを所有しているのではないかと思う。その状態であえてこのような激安スマートフォンを入手する必要性を感じないという人も多いのではないか。

なので、激安スマホはどのように利用するのが良いか、もう一台スマートフォンがあると何が便利か、について少し紹介しよう。

子供向けのスマートフォンとして

物を雑に扱う事の多い子供に与えるスマートフォンとして値段が安いこのような端末は良いのではないか。値段は安くともゲームもまともに動くので文句も言われにくい。

最近は乳幼児向けの知育アプリなども多い。子供に高価なスマートフォンをもたせるのは怖いので、こういった安価なスマートフォンを子供専用にするのも良いかもしれない。

海外旅行のお供に

docomo などキャリアのスマートフォンは SIM ロックがかかっていたり、解除するのに手数料が必要、解除してもテザリングは使えないなどデメリットもある。

しかし、このスマートフォンは最初から SIM ロックフリーなので海外旅行の際に渡航先のプリペイド SIM を挿入して利用できる。とても便利だ。SIM カードスロットが2つあるのも良い。

また、国や地域によっては治安が悪く外で iPhone などの高価なスマートフォンをいじるのを躊躇う事もある。本機であれば仮に盗まれてもあまり悲しくは無いだろう。

マルチタスク用の端末に

Android はバージョンが上がるたびにマルチタスクへの対応が進み同時に複数のアプリを動かしたり、2つのアプリを並べて実行できるようになっている。しかし、画面サイズ的にあまり実用的ではないケースも多い。

いっそマルチタスク用にもうひとつスマートフォンを用意するのも良いのではないか。スマホが二台あればゲームを見ながら攻略情報をブラウザで開いたり、Youtube 動画や Spotify の音楽を流しっぱなしにするといったこともできる。私も良く Youtube で動画を流し続ける事があるがスマートフォンが複数あると何かと便利だ。

まとめ

正直に言うと最初にこの端末レビューの話を聞いた時は値段だけ見て「どうせ大した端末ではないだろう」と思っていたのだが、思いの他まともに動くものがやってきて良い意味で期待を裏切られた。数日使ってみたが特に問題らしき問題も見当たらず、同一スペックのものが日本では倍の値段する事を考えるとコストパフォーマンスの良い機種だ。

とにかく値段重視でスマートフォンが欲しい、二台持ちしたい、という人には良さそうだ。

また、本機種のように GearBest.com では海外製の安くて優良な製品を多く扱っている。本機に限らず何か新しいスマートフォンを探しているのであれば一度 Web サイトを閲覧することをオススメする。

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