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空白の五マイルを読んだ

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先日読んだ「謎の独立国家ソマリランド」繋がりで同じ早稲田大学探検部角幡唯介の「空白の5マイル」を読んだ。チベット奥地にあるツアンポー峡谷へ単身で乗り込んだノンフィクション物です。もちろん Kindle 版もある。

集英社の第八回開高健ノンフィクション賞を受賞しているらしい。賞はともかく、チベットの奥地というおおよそ普通の人であればまず入り込まない(入れない)ような地区の探検が気になった。チベットというのは中国国内にあって入るのに許可が必要だったり中国政府の方針でそれが変わったりネパール側からはいけなかったりとわりと面倒臭いところなのである。

そのチベットにヤルツアンポーという河川があるのだが、その川沿いを探検するというのが本書のトピックだ。この川はチベットの奥地でヒマラヤ山脈を切り裂くように流れており、非常に難しい地域で人が入り込めてなかった未探索の地域を空白の5マイルと呼んでいたらしい。

多分このへん。

この本ではこのツアンポー峡谷の探検に関する歴史やそれまでの挑戦者が何を行ったのか、それから筆者が単身乗り込んで生還するまでが書かれている。生還というのが大げさでないところがこの峡谷の激しさだ。だからわりと最近まで未探索の地域であったんだろう。

自分じゃとてもこのような冒険はできないが文章を読んで想像するのは楽しい。探検とか好きなら読むと良いと思う。

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