Windows 11 になっても標準のファイラーであるエクスプローラーは大した変化もなく,タブ機能すら使えない非常に貧弱なソフトウェアとなっている。しかし Windows の良いところは多種多様なソフトウェアを自由にインストールできる点にある。
もし標準のエクスプローラーに不満はあるが使い勝手が大幅に変わるのは困るのであれば,Files というファイラーを利用してみよう。
Files - File Manager for Windows - Microsoft
このファイラーは標準のエクスプローラーにタブやパネルといった様々な機能を追加したようなソフトウェアで、使い勝手はあまり変わらずより便利に利用可能だ。見た目も画面左にお気に入りやツリービュー、右側がファイル一覧とエクスプローラーと同様だ。
最も重要なのはタブ機能だろう。
このように Google Chrome など Web ブラウザのようにウインドウ上部にタブが表示され、一つのウインドウ内で複数のフォルダを切り替えることができる。タブを開きすぎてしまうという人のためにプルダウンで一覧表示する機能も用意されている。
タブだけでなくパネル機能も用意されており、一つの画面内で複数のフォルダを開き、見比べながら作業することもできる。
上記スクリーンショットでは言語が英語になっているがもちろん日本語にも対応している。設定ではほかにもテーマの変更やサイドバーに表示する項目の指定、スタートアップ時の起動の有無、利用するターミナルアプリケーションの選択などを編集できる。
実験的機能ではあるが Windows デフォルトのファイラーとして登録する機能も用意されており、より Windows と結び付けた使い方もできる。
デフォルトのエクスプローラーでは使いにくいがあまり使い勝手を変えたくないという場合には、利用してみると良いかもしれない。
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