Windows で CPU の温度を計測するフリーソフト Core Temp

コンピュータを利用する際に避けなければいけないもののひとつが熱だ。PC パーツ・特に CPU と GPU は動作する際に高温となるため、冷却装置が必須だ。通常のコンピュータであればヒートシンク+ファンという構成で熱を逃がすように設計されているが、長く利用しているとホコリが溜まるなどの理由により冷却効果が薄れてしまう場合もある。

冷却装置により CPU・GPU の温度が下げられなくなると、サーマルスロットリングと呼ばれる PC の保護機能により動作クロックを下げて実行するため、PC の性能低下にも繋がってしまう。そのため、ゲームなどの高負荷時に動作が遅くなる場合には、CPU・GPU の温度をチェックしてみよう。

CPU の温度を計測するのであれば、Core Temp というフリーソフトを試してみよう。

Core Temp

このソフトウェアを利用すると、タスクバーに常駐し、CPU のコア毎の温度をモニタリングすることが可能となる。

インストールして起動したところ、このような感じだ。タスクバーには CPU のコア毎に色分けをして表示されている。現在自分の利用している CPU は Ryzen 3750H というノートパソコン向けの CPU だが、4コア8スレッドなので4つ分表示されている。

Core Temp のウインドウ側にはより詳細な CPU の挙動もモニタリングされている。自分の場合、このソフトを起動しながら 3D ゲームをしていると CPU の温度が 95 度を超える事が確認できた。かなりギリギリだ。

このように CPU の状態を確認しておけば PC の動作が遅くなった原因を特定する事もできる。特にこの記事を書いている夏には PC にも過酷な季節なので、温度はチェックしておきたいところだ。