Windows 10 Creators Update により標準の機能のみで Mixer(旧名 Beam) でゲームの配信を行う事ができるようになった。Manycam や OBS といった配信用のソフトは一切不要だ。実際に使ってみた所、非常に簡単に、且つ高画質でラグも少ない配信を行えたので紹介しよう。
Mixer とは
ゲーム配信を行っている方でも Mixer/Beam を聞いた事がある人は少ないかもしれない。Beam は去年2016年の8月に Microsoft が買収したゲーム実況配信サービスだ。他のサービスよりも遅延が少なくインタラクティブな配信を特徴とするらしい。Xbox One や Windows に機能が統合された為、これらの機器であれば手軽に利用できるのも利点だ。
2017年5月に Mixer に名称が変更された。
Windows 10 から Mixer で配信する方法
さて実際に Mixer で配信を行ってみよう。
もし Windows 10 Creators Update を適用していないのであればアップデートしよう。そうする事で Mixer の配信機能が OS に組み込まれ、簡単に利用できる。以下は Creators Update 適用済のコンピュータで配信を行う方法を記載する。
また、Windows へのログインに Microsoft アカウントを使う必要がある(と思う、多分)。Microsoft アカウントを持っていれば Beam へそのアカウントを使ってログインできるはずだ。自分も Mixer でアカウントを作った覚えは無いのだが、ログインできた。
Mixer アカウントの確認と設定
まずは Mixer にログインし、配信の設定を行おう。
Mixer へアクセスし、LOG IN を押すとこのようにダイアログ下部に「Or log in with MICROSOFT TWITTER DISCORD」という項目がある。ログインして利用できるか確認してみよう。
もしログインできなければ SIGN UP より Microsoft アカウントでのサインアップを試してみよう。
ログインしたら右側のメニューより「Manage Channel」を選択すると以下のような画面が出る。
Stream Title(配信タイトル)と Game you're streaming(プレイ中のゲームタイトル)ぐらいは変えておいたほうが配信者が探しやすくなると思う。あとは CUSTOMIZE よりプロフィールやアイコンの変更などできる。ついでにこちらも設定したほうが良いだろう。
Mixer での配信を行う
あとはゲームを実行して配信ボタンを押すだけだ。
まず配信したいゲームを起動し、Win+G を押してゲームバーを表示させる。
右側に配信のマークがあるのでそれをクリックする。
そうするとこのように配信設定の画面が出る。
配信ウインドウは「ゲーム」と「デスクトップ」全体を選択できる。カメラ位置は Web カメラを表示する位置を指定できる。がカメラは右側にあるチェックボックスによりオン・オフが可能だ。
設定ができたら「配信を開始」ボタンを押そう。開始のボタンを押せば他人から配信が見られるようになる。
配信を開始するとこのように画面右上に現在の配信状況が小窓で表示されるようになる。
ビデオ以外にもツールバーにより何人視聴しているか、何分配信しているかの表示、一時停止、停止、マイク、カメラ、のボタンが並んでいる。が、結構邪魔なので右上の□が2つあるアイコンをクリックして最小化もしくはコメントの表示の切り替えをしたり、一番右の「=」アイコンで移動させるのが良いと思う。
配信できていればブラウザからアクセスするだけで見る事ができる。
配信を停止する際はツールバー上の「□」アイコンを押せば停止される。
こうやって実際に試してみると、何かソフトウェアをインストールする事なく配信を行えるというのは非常に便利だ。コンピュータに詳しくない人でも簡単にできるのでとりあえずゲーム実況を行ってみたい、という場合には試してみると良いだろう。
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