日本発の VPN であるセカイ VPN だがもちろん macOS からでも利用できる。
いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス【セカイVPN】
macOS からはセカイ VPN の提供するクライアントを利用する方法と macOS 標準機能である L2TP を利用する方法の二種類の接続方法をサポートしている。それぞれ試してみよう。
セカイ VPN 自体の解説は以下を参照してほしい。
無料期間もあるセカイ VPN を Windows で利用し、海外から日本の Web サイトへアクセスしたり通信を暗号化する
コネクトマネージャーを利用してセカイ VPN へ接続する
最も簡単なのはセカイ VPN の提供する専用クライアント、コネクトマネージャーを利用する方法だろう。以下の URL よりダウンロードが可能だ。
「INTERLINK VPNコネクトマネージャーMac版」の使い方
ダウンロードした dmg ファイルを開くと以下のようなウインドウが表示される。
InterlinkVPN.app をアプリケーションへドラッグしよう。インストール作業はこれだけだ。
インストールした InterlinkVPN を起動すると以下のような画面になる。
セカイ VPN の ID とパスワードを入力し、接続したいサーバを選択して「接続する」ボタンを押すだけだ。
接続できれば右上のステータスが「接続中」と表示される。IP アドレスなどは上手く取得できていないようだが、以下の Web ページより現在の IP アドレスを確認できる。
ちゃんと中華民国と表示されている。
接続を終了させる際には「接続を切る」ボタンを押せば良い。
L2TP を利用してセカイ VPN へ接続する
L2TP であれば多少設定の手間はかかるものの OS 標準の機能のみで利用できるので追加インストール不要でセカイ VPN へ接続できる。
macOS で L2TP を利用した接続方法は以下のページで解説している。
macOS で VPN へ接続する(L2TP/IPSec 編)
セカイ VPN では以下のように設定を行う。
VPN タイプ | L2TP over IPsec |
---|---|
サービス名 | なんでも良い |
サーバアドレス | セカイ VPN の提供するサーバーアドレスのうちどれか一つ |
アカウント名 | セカイ VPN の ID |
認証設定 | 「パスワード」を選択 |
パスワード | セカイ VPN のパスワード |
コンピュータ認証 | 「共有シークレット」を選択 |
共有シークレット | 123 |
詳細画面のオプションを開き、「すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信」にチェックを入れるのを忘れずに行おう。
これで「接続」ボタンを押せばセカイ VPN へ接続できる。
余談だが先程紹介したセカイ VPN クライアントも macOS の L2TP 機能を利用している事に変わりはない。設定を自動で行うか手動で行うかの違いだ。
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