スマートフォン等のデータ通信時にどうしても気になるのが月々のデータ通信量制限。MVNO も含めどのキャリアも月 1GB から 7GB 程度の制限があり、それを超えると LTE 本来のスピードを利用できない状態になります。
Chrome や Opera 等一部ブラウザではデータを圧縮して高速化+通信量の削減を行っていますが、これを OS 全体で利用する事ができるアプリが Opera よりリリースされています。
Opera Max を利用してみた
現在僕は Google Play 版 Nexus 5(Android5.0にアップ済) にマレーシアのキャリアである Hotlink のプリペイド SIM を挿して利用しているのですが月の通信量が 1.5GB とだいぶ少なめなので実際に使ってみました。このアプリを利用すると Android の全ての通信を Opera の提供する VPN 経由で行う事になり、その中でデータの圧縮を行い通信量を削減する事になります。
Opera 経由なのでリモートホストを表示すると Opera のドメインが表示されます。
アプリ自体はバックグラウンドで動き続けますが、通知欄もしくはアプリ一覧より開く事でどのアプリがどのくらい通信を利用しているか、どのくらいデータを圧縮したかを確認する事ができます。
何時にどのアプリが通信したのか、今月どのくらいトータルで通信したのか、を見る事ができます。4,5日使ってみた感じ、特に Web ブラウザとサードパーティ製の Twitter アプリ利用時に効果が高いですね。
ただし全ての通信、アプリで利用できるわけでなく、以下のデータは圧縮されません。
- 暗号化された通信
- アプリのアップデート及びファイルのダウンロード
- 低画質の動画や画像
- 既に圧縮されてるデータ
Twitter 公式アプリは常に暗号化されているので先ほどのスクリーンショットの通り無圧縮なわけですね。
また、モバイルデータ通信時にアプリ毎に通信を行うかどうかも指定可能です。
ブロックしたアプリが通信を行おうとすると以下のようなポップアップも出ます。
バックグラウンドで知らない内に通信量が増えてた!なんてのもこれで防げますね。
データ通信量が少ないかわりに安い MVNO キャリアもあることだしこういったアプリを活用して賢く運用したいところです。
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