PC の調子が悪いなと思った時に確認する事のひとつに CPU や GPU などの PC 内の各パーツが正常に動作しているか、がある。特に温度は高くなると極端に性能が落ちてしまうため、重要な要素のひとつだ。
PC パーツの温度や電圧・クロック数などを確認するのであれば HWMonitor というソフトウェアを利用しよう。
ダウンロードページにある「SETUP」がインストーラー、「ZIP」はインストール無しで実行できる。ZIP のほうが何かと楽だろうから今回は ZIP 版を利用した。
ZIP 版であればダウンロードしたファイルを解凍し、表れた exe を利用中の CPU に合わせて実行するだけだ。ちなみに最近の CPU なら殆どが x64 対応なのでそちらを実行すると良い。
実行するとこのようなウインドウが現れると思う。上から CUP, SSD, GPU, 電源の状態がそれぞれ表示されている。例えば CPU であれば電圧、温度・電力・電流・利用率・クロック数といった各種情報を確認できる。特に「Temperatures」と書かれた温度は重要だ。
温度は機種にもよるが、 CPU・GPU は概ね80度以下であれば問題ない数値とされている。90度を超える場合には注意が必要だ。例えば、今俺が利用している Ryzen 7 Mobile 3750H であれば 100 度を超えようとするとサーマルスロットリングと呼ばれる CPU の保護機能が働き、クロック数を絞って温度を下げようとする。それが PC の性能低下に繋がるため、冷却機能は大事だ。
このように CPU や GPU などの PC パーツの状態を知っておけば PC の調子が悪い原因を把握することもできる。インストールも不要なので用意しておくと便利かもしれない。
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