ベトナム北部ハノイ近郊の街ニンビンから中部の都市ダナンへ行く事にした。ベトナムにおける交通手段はバス・鉄道・飛行機といくつかありどれも安価なのだが、せっかくなので南北統一鉄道の寝台車に乗ってみようと思う。ベトナム旅行は三度目だが鉄道は初めてだ。
ベトナム鉄道の予約とチケットの購入方法
ベトナムの鉄道はオンラインで予約及び購入が可能だ。ただし、支払いの際に利用できるクレジットカードはベトナムで発行されたものではないといけないのか、自分の手持ちのカードは利用できなかった。そのため、現金で鉄道駅で支払う必要があった。
予約サイトは以下のリンクから飛べる。
Tổng công ty đường sắt Việt Nam - Bán vé tàu trực tuyến右上の「English」と書かれたリンクをクリックすると英語表記に切り替わる。
画面左側にある「Search」の項目から乗車駅と降車駅、乗車日を選択して「Search」ボタンを押そう。
乗りたい便と座席を選択しよう。座席の種類にはソフトシート、六ベッド車、四ベッド車があるようだ。座席欄の赤いシートは既に売り切れた席で白いところを選択できる。寝台車は埋まるのが結構早いので、旅行の日程は早めに決めておいたほうが良さそうだ。
座席を選択すると「Your cart」欄に座席が追加されるので、OKなら「Buy ticket」ボタンを押して決済画面に進もう。
購入者情報を入力しよう。Object の欄は「Foreigner」の項目から選択しよう。
スクロールしていくと支払い方法を選択する画面が現れる。
カードで支払いできるように見えるが前述の通り自分が試したときカードは使えなかったので、「Pay later at the agents of Vietnam Railways」を選択した。なおこの選択は列車の発車日時二日前までじゃないと利用できないらしい。
支払い方法を選択して進めるとチケットの番号が出て予約完了となる。メールアドレスを入力していたらそれがメールで送信されるはずだ。
支払いに「Pay later」を選んだ場合には24時間以内に駅などに行き、メールを見せて支払いを行おう。自分はニンビン駅に行った。
チケットカウンターでメールを見せて支払いを済ませると搭乗券がもらえた。
これを当日持って行けば OK のようだ。ちなみに QR コードにはチケット番号や名前、パスポート番号なども含まれているので SNS などにアップロードする際には注意しよう。
ベトナム鉄道の寝台車に乗ってみた
余裕を持たせ数十分前にはニンビン駅に着いた。小さい駅だがカフェ兼用の売店がありお菓子や飲み物などを購入できる。
ここで待っている乗客は殆どが欧米人の旅行者のようだ。
電車が来たらキャビン番号を確認しつつ乗り込もう。アナウンスは英語もあるので聞き逃さないようにしよう。
車両については詳しくは不明だがドア付の四人部屋だった。ニンビンという途中駅から乗ったためか、部屋は既に暗く他の乗客は既に寝ていた。俺もとっとと寝よう。
朝、車内販売「コーヒー・ティー!」という声で目が覚めた。
折角なのでバインゾーというもち米をゼリー状にして挽肉などを包んだものを購入して朝飯とした。後から調べたがベトナムでは朝飯として有名らしい。
明るくなったので改めて車内を見てみるとなかなか綺麗。枕元には読書灯とUSB充電用のプラグがあり、トイレも洋式で新しい車両なのかなという感じがする。
寝台車は二段ベッドと三段ベッドの二種類あり当然二段ベッドのほうが高い。が、自分が購入時に確認したときは精々100円程度の差だった。値段は購入時期か便か不明だが上下するのでよく確認してから購入しよう。
その後少し二度寝をし、お茶を飲みながら他のベトナム人のおっさんと Google 翻訳で会話をしていたらダナン駅についた。
ほぼ定刻通りの到着。駅を出たところには大量のタクシーが待ち構えていたが、それらには乗らずに Grab を呼ぶと安いのでオススメだ。
ベトナム旅行するならタクシー配車アプリ Grab が超便利!
初めて乗ったがベトナムの鉄道も良いな。
まとめ
予約の際にカードが使えないなど多少面倒さはあるものの、概ね快適な旅ができた。夜行バスよりは高いが完全に横になれるので翌日の疲労度が全然違う。
ベトナムを旅行するならオススメだ。