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Discord で相手や自分の声が聞こえない場合の対処方法

Discord に限らずボイスチャットを利用していると偶に相手の声が聞こえない、またはその逆に自分の声が相手に聞こえない、というトラブルに遭遇する事がある。一口に「聞こえない」と言ってもその理由は様々だ。この記事では Discord のボイスチャットで何らかの不具合が発生した際に考えられる原因を列挙していこう。

相手の声が聞こえない場合

相手の声が聞こえない場合に試してみる事を紹介する。

自分の PC と Discord 設定を確かめてみる

まずは自分の PC と Discord の設定を確認してみよう。

スピーカー・ヘッドセットのケーブルは刺さっているか

手がひっかかるなどの理由によりいつのまにかケーブルが抜けていたり、半差し状態になっていて音が聞こえない、という可能性も少なからずある。意外と忘れがちなのでとりあえず抜き差ししてみると良い。

使い込んだケーブルは断線してうまく聞こえない事もある。

PC の他の音声が聞こえるなら問題ない。

PC の音量は無効になってないか

間違えて音量ボタンやミュートボタンを触って何も聞こえない、という可能性がある。Windows のタスクトレイより音量ボタンをクリックしてボリュームを確認してみよう。

Discord 以外の音声を流してみる事でも確認できる。もし PC から一切音が聞こえない、というのであれば PC の不具合の可能性がある。再起動してダメなら PC に詳しい人に聞いてみよう。

これも PC の他の音声が聞こえるなら無視して良い。

音量ミキサーで Discord の音量がゼロになってないか

Windows PC ではソフトウェア毎に音量を調節する事ができる。タスクトレイの音量アイコンを右クリックし「音量ミキサー」を開いて Discord の項目を確認しよう。

Discord で他の人の声が聞こえるならこの項目は問題ない。

Discord の音声設定の出力がゼロになっていないか

Discord の設定画面の「Voice & Video」欄では音量調節を行える。出力設定がゼロになっていないか確認してみよう。

この項目も Discord で他の人の声が聞こえるなら問題ない。

Discord で利用する出力デバイスが別のものになっていないか

Discord の設定画面の「Voice &Video」欄では音声の入出力に利用するデバイスを指定できる。もしかしたら何等かの理由により出力デバイスが利用しているもの以外に設定されている場合がある。

出力デバイスのセレクトボックスからヘッドフォンやスピーカー等の現在利用しているものに変更して音が聞こえるか確かめてみよう。

Discord でサウンドをミュートにしていないか

画面下、ユーザー名の横にあるボタンを押すと Discord のサウンドをミュートにできる。間違えて押したり、押した事を忘れているかもしれない。

この項目も Discord で他の人の声が聞こえるなら問題ない。

Discord の AFK チャンネルに移動していないか

サーバ設定によっては一定時間操作などしていないと AFK 用のチャンネルに移動される事がある。

Discord の画面を確認してチャンネル移動していないか確認しよう。

Discord 上で相手をミュート・もしくは音量をゼロにしてないか

Discord ではユーザー毎に音量の調節をする事ができる。特定の人の声のみ聞こえない、という場合にはそのユーザ名を右クリックして設定を確認してみよう。

ユーザー名右クリックからはそのユーザーの音声をミュートにしたり音量を調整する事ができる。間違えて設定したり、設定していたのを忘れていたりする事もある。

ここまで確認して問題なければ相手側の問題の可能性が非常に高い。

相手に確かめてもらうこと

今度は逆に相手に確かめてもらうことを列挙してみよう。

マイク端子に刺さっているか

スピーカー端子と間違えていたり、何らかの拍子に抜けたり半差し状態になってうまく音声が入らない可能性も少なからずある。念の為確認してみよう。

物理的にマイクがミュートになってないか

意外と忘れがちなことの一つがマイク本体に備わっているミュートボタンの存在だ。

自分もよくやるし、友人の声が聞こえないと思ったら9割ぐらいコレだったりする。

マイクの位置が口から遠くに離れていないか

マイクの種類によっては少し離れた程度で全然音を拾わなくなる事もある。マイクを口に当てて喋ってみよう。

PC がマイクを認識しているか

Windows であればデバイスマネージャーを開いて PC がマイクを認識しているか確認してみよう。

ここでマイクにバツ印があるとマイクが正常に認識されていない。右クリックからドライバーの更新とかやってみると直るかも知れない。

Discord の入力音声設定の確認

Discord の設定の「Voice & Video」にある音声設定の入力の項目を確認してみよう。

入力デバイスがマイクになっているか、入力音声がゼロまたは小さくなっていないかを確認しよう。それらの項目が大丈夫であれば同じ画面にある「入力モード」と「入力感度」の項目も確認しよう。

「入力モード」ではプッシュ・トゥ・トークと音声検出の二種類から選べる。プッシュ・トゥ・トークに設定していたのにキーを押し忘れていた、押すキーを間違えていた、などの理由により音が入らないケースもある。

「入力感度」の項目が低すぎると喋っても Discord が音声を認識しなくなる。この画面を開いた状態で喋ると「入力感度」のゲージが上下するのでスライダーを合わせて自分の声が認識するよう調節しよう。

Discord 上でマイクがミュートになっていないか

Discord の画面下のマイクボタンを押すとミュートになる。自分でミュートにしたのを忘れたり、キーボードショートカットを間違えて押して意図せずミュートにする事もあるかもしれない。もう一度押せば解除できる。

ここでミュートにすると相手にもアイコンが表示されるのでわかりやすいだろう。

Discord のマイク設定でプッシュトゥトークになっていないか

Discord では通常の通話方法だけでなく、キーを押した時だけ発言できるプッシュトゥトーク機能が用意されている。マイクが反応しないと思ったらプッシュトゥトークが有効になっていたなんてことも稀にある。

設定を見て有効になっていないか確認してみよう。

全てダメなら

サーバーを変更してみる

Discord の画面をよく見たら「エンドポイントを待っています」と表示されていないだろうか。もしかしたらサーバーが一時的にダウンしたり不安定になっているかもしれない。そういった場合にはサーバーリージョンを一時的に他へ変更すれば直るかもしれない。

Discord で接続時に「エンドポイントを待っています」と言われ通話ができない場合の対処方法

再起動

再起動しよう。わりと再起動で直る事も多い。

自分の macOS ではスリープ明けなど長時間放置した後に相手に声が届かない現象が良く発生する。その場合も Discord を再起動するだけで解決する。

音声設定のリセットを試す

Discord の設定 -> 音声・ビデオの画面の一番下に「音声設定のリセット」という項目がある。このボタンを押すと音声に関する設定が初期値に戻る。

設定を変えすぎてしまったので元に戻したい場合などに利用するものだが、音が聞こえない・伝わらない場合にも試してみると直るかもしれない。

自分の声が相手に聞こえない場合の対処

逆に、自分の声が相手に聞こえない場合だが、上記対処法を相手と入れ替えて行えば良い。

まとめ

単純に「聞こえない」と言っただけではこのように考えられる原因が大量に存在する。落ち着いて一つ一つ設定を確認し、状況を把握しよう。

個人的な経験でいうと、ミュートボタン解除忘れが9割、Discord の不具合などで再起動して直るのが1割といったところか。そういう事もある。

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