キルギスのイシククル湖を一周しビシュケクに戻った後はオシュへ行く事にした。ビシュケクからオシュはバスが無いらしく、飛行機かタクシーの二択となるようだ。
ビシュケクのオシュ行きタクシー乗り場
オシュへ行くタクシーはオシュ・バザールの南部にある交差点で乗る事ができる。Google Maps にも Bishkek=Osh という名前で登録されているのでそれを目印に行くと良い。
この交差点には以下のようにいくつかタクシーが止まっており、近づくとその辺のおっさんが「オシュ?」とか声かけてくるので金額と行先を確認してタクシーに乗ろう。
自分が乗った時はタクシーが 1500 KGS, 大型のミニバスみたいなのが 1200 KGS と言っていた。他のブログなどでは 1000 KGS とか 1200 KGS とか言っていた気がするが値上げか外国人価格かは不明。まぁこんなもんだろう。
所要時間はおおよそ12時間らしい。
ビシュケク=オシュ乗合タクシーの旅15時間
というわけで日本からの中古輸入と思われる右ハンドル仕様のホンダ・ステップワゴンに乗り込んだ。出発したのはおよそ午前7時。
後方座席の窓は全てスモークガラスになっていたので、写真撮りたいなら助手席に乗ると良さそうだ。既に埋まっていたので自分は後方になっていしまった。
乗合タクシーのほかの乗客は死にそうな顔をしている若者と朝からビール飲んでるおっさん*4の合わせて5人。若者は車酔いか知らんがリバースしてたし、おっさん達は最初から最後までずーっとビールを飲んでた。一人泥酔したのか昼過ぎまで起きなかったし。
最初のうちは平地だが途中から山岳地帯に入る。
途中ではこのように放牧している羊や馬の群れに進路を遮られる事も多い。
何度も遭遇しその都度スピードを落とす事となった。
ビシュケクを離れるとしばらくは自然以外何もない場所を走り続けるため景色がとても良い。自分はカメラをバックパックにしまっていたため途中までスマホもカメラを構えていたが画質がクソであった。
最初の峠は草木も生えず雪が残るほど標高が高かった。
おっさん達が常に酒飲んでいるからか休憩も頻繁にあり、トイレに行って帰ってきたと思ったらまたペットボトルの安いビールを数本抱えて戻ってくるというような光景を複数回見た。
タクシー壊れる
最初のうちは順調に進んでいたが、突然車から異音が発生し急停車する事になった。しかも山の中で携帯の電波も辛うじて第二世代が繋がっているような有様だ。
景色だけは良いが日差しが強くて長居するのは辛い。
ロシア語はよくわからないが何等かのパーツが壊れたようだ。人里離れた峠の中であったので近くの村までどうにか走らせる事に。
異音発生後も少しは動いたが最終的には乗客達で車を押す事に。初めて車押した。
村についたは良いが修理屋など無いので、運転手が村民の車を借りて別の街まで修理工を呼んで対応する事となった。
乗客はやる事ないので日陰にたむろしてやはりビールやコーラ(村にビールが売ってなかったらしい)などを飲んでいた。
トラブルが起こっても一切動じない精神は良い。
村に移動して3時間ほど経過してようやく修理完了。走り出した。
フェルガナ盆地入り
タクシーが直ってしばらく走ったらフェルガナ盆地へ入った。ここはウズベキスタンのすぐ近くで国境の真横の道を通る事もある。
このようにフェンスが立っているところがウズベキスタンとの国境だ。この国境が無ければもっと早くオシュにはたどり着くと思うが、その場合の国境がどうなるかを考えるとうーんって感じ。
皆で記念撮影
日没直前の休憩で何故か皆で写真撮る事になった。フレンドリ~~~
とくにこの右側のおっさんはビールのつまみくれたり謎のお菓子をくれたりとか色々親切であった。皆言葉全然通じなかったけど。
オシュ到着
すっかり日も暮れた23時頃にようやくオシュにたどり着いた。タクシーの故障がなければ19時着と考えるとおおよそ12-13時間といったところか。
オシュでは宿の近くまで行くもんだと思ってたらちょっと離れたところに降ろされたのでタクシー捕まえて宿にたどり着いた。ああ疲れた。
まとめ
タクシーに12時間と非常に長い旅ではあるが景色は素晴らしい。一度は乗ってみても良い思う。