中国の新疆ウイグル自治区ウルムチ市よりカザフスタンのアルマトイへやってきた。実に30時間にも及ぶバスの旅であったがそれは別の記事を参照してほしい。
ウルムチからアルマトイへバスで30時間かけて行ってきた | Lonely Mobilerアルマトイでやることは特に無いのだが、中国では移動ばかりで忙しかったのでしばらくのんびりする事にした。
アルマトイとは
カザフスタン南東部にある都市で同国内で最大の人口を誇る、最も栄えた都市だ。中央アジア全体を見ても最も栄えている都市らしい。
もともとは首都だったのだが、地震が多いとか地形が悪いとかカザフ人沢山北部にも済ませたいとか色々な理由があって1998年に北部のヌルスルタン(旧名称アスタナ)へ遷都した。
キルギスや中国との国境にも近く、中央アジアを周る旅行者にもアクセスしやすい。歴史的にはシルクロードの天山北路上でもある。
内陸部に位置しているため、気候は夏は暑く冬は寒い。一日の寒暖差も結構あるので服装は準備しておこう。
アルマトイ市内観光
基本的に宿の周りでのんびりしていたのであまり観光らしい事はしていないのだが、一応有名なところは行ってきた。
市内を動く際は以下の 2GIS アプリを利用すると便利だ。オフラインマップで電波が無くても使えるし、バスの乗換案内も利用できる。
旧ソ連圏・中央アジアでの地図アプリは 2GIS を使おう | Lonely Mobilerコクトベ
市内南東部にある小さな山というか丘。市内を一望できる高台にある公園で様々なアトラクションが置いてありアルマトイの中でも人気スポットの一つだ。
地下鉄の Abey 駅から東へ進むと開けた場所があり、奥に近代的な建物のロープウェイ乗り場がある。
が、自分が行ったときは悪天候のためかロープウェイが動いておらず、ミニバスで行く事になった。
帰りの時間には再開しだしたので片道切符を買ってロープウェイで戻る事にした。眺めが良い。
コクトベからの眺めはこんな感じ。
I LOVE KOK-TOBE とかあるのでインスタ映えしそう。
公園内には様々なアトラクションや小さな動物園もある。
鳥とかは隣に野菜が売っていたので餌やりもできるようだ。
何故かビートルズの銅像も。。
ゼンコフ教会
ロシア正教会の教会。木造の建造物の中では世界で二番目に高い建物らしい。地下鉄の Zhibek Zholy 駅徒歩5分ぐらい。ちなみにこの駅の周辺は地元人曰く「若者の集まる場所」らしい。
緑豊かな公園の中央に位置しており、散歩コースなどにしても良さそうだ。
教会はロシア正教会らしい造形だ。
中は入れないらしい。
馬車も走ってるが糞は垂れ流しなので足元に注意。
Baiken Mosque
別に観光名所というわけではないがモスク。カザフスタンの6-7割はムスリムなのでこのようなモスクが点在している。
ここは朝鮮系の人々が建てたモスクで建築員はその後全員ムスリムへ改宗したという歴史があるらしい。同じ宿にいたムスリムの人に連れられて行ったが異教徒である俺にも優しくしてくれた。まぁ布教されるんだけど。
MEGA PARK/CENTER
アルマトイ内で最大規模を誇るショッピングモールが MEGA だ。北部の MEGA PARK と南部の MEGA CENTER の二種類ありどちらも巨大なショッピングモールだ。
地元民は買い物とかしたくなったら MEGA に行くようだ。俺もプリペイド SIM を MEGA PARK で購入した。
カザフスタン・アルマトイの街中でプリペイド SIM を購入した | Lonely Mobilerフードコートもあるので飯にも困らない。
地下鉄
旧ソ連圏は地下鉄駅が豪華で綺麗な事でも有名らしい。アルマトイの地下鉄も各駅装飾などがあり日本のものとはかなり趣の異なる見た目だ。
Baikonur 駅は青を基調としたバイコヌール宇宙基地を連想するような SF チックな見た目。
Zhibek Zholy 駅は落ち着いた感じ。
あとは忘れた。
アルマトイで食べた飯
カザフスタン料理と聞いても具体的に何かよくわからない人は多いのではないかと思う。カザフ人はもともと遊牧民であったため羊や馬の肉を中心とし、乳製品を良く利用する食生活らしい。基本的には中央アジアはどこも似たような料理があるようだ。
カザフスタン料理として一番有名なのはベシュバルマクと呼ばれる馬肉もしくは羊肉のパスタみたいな料理だろうか。奥に見えるのもカザフスタンの伝統的なパンらしい。名前忘れた。
美味いが一人で食う量じゃねぇな。 pic.twitter.com/q5j6UUlc8l
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 12, 2019
羊肉のピラフことプロフも有名。
味は良いのだが米が硬い、ハズレかな。。。 pic.twitter.com/BLv1SoqGBd
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 14, 2019
他にはラグメン。中央アジアや新疆などトルキスタンと呼ばれる地域全体で食べられる麺料理だ。
ラグメン美味い。 pic.twitter.com/C5cxa9dJ4t
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 20, 2019
マンテという中央アジアの餃子のようなものも人気だ。
マンテと言う中央アジアの餃子的なやつ。 pic.twitter.com/zQfEAksFSh
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 14, 2019
新疆とは違い、いたるところにトルコ料理屋及びドネル屋があり、どこでもケバブを食べられる。
おしゃれなトルコ料理チェーン店のケバブ。美味い。 pic.twitter.com/WKQT08IKDU
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 15, 2019
ケバブは日本でよく見るケバブサンドではなくドゥルムと呼ばれる薄いパンみたいなのでラップしたものが多い。
アルマトイ、 ドネル屋多過ぎる。 pic.twitter.com/WPnIEu7b7x
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 11, 2019
もちろん大衆食堂もある。以下は Kaganat と呼ばれるチェーン店の様子。
カザフスタンの大衆食堂。食べたい物実物見て選べるし安いのでとても良い。システム的には先払いになったマレーシアのナシカンダーみたいだ。 pic.twitter.com/KEUQZpiiA2
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 21, 2019
メニューではなく食べ物の実物を見て選べる。これぞ一般庶民の味というべきだろう。以下オーダー例。
ローカルなレストラン。安くて美味い。 pic.twitter.com/S9ZR0BMqOx
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 11, 2019
飯。店員のオススメを選んだらめっちゃ山盛りになったけど美味いから良し。 pic.twitter.com/NaeuRNvFlv
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 18, 2019
こういうのでいいんだよ pic.twitter.com/pfooPilmNH
— ryomatsu@🇮🇳Delhi (@ryomatsu) April 20, 2019
料理名も良くわからないが美味いから良し。
アルマトイで泊まった安宿
アルマトイでは以下の安宿に2週間ほど滞在した。単に移動するのが怠かっただけとも言う。
アルマトイの住宅街にあるフレンドリーな安宿 Хостел West Point Premium Hostel | Lonely Mobilerまとめ
とくに有名な観光名所があるわけでも観光客に有名というわけでもないが、歴史のある国及び街で人によっては興味深いものも多いだろう。中央アジアに来たなら寄ってみることをオススメする。