新たにレンタルした VPS では Rails アプリケーションも動かすので rbenv を利用して Ruby をインストールする必要があった。rbenv を使っておけばバージョンの変更やアプリ毎のバージョンの指定なども楽にできるのでオススメだ。
GitHub - rbenv/rbenv: Groom your app’s Ruby environment面倒なので rbenv はサーバ全体で利用できるようにインストールする。英語だと System Wide と言うらしいが日本語だと相当する言葉はよくわからないのでそのまま System Wide という事にしよう。
サーバーはさくらの VPS, OS には Ubuntu 18.04 LTS を利用している。
Ubuntu 18.04 に System Wide で rbenv をインストールする
まずは apt で必要なものをインストールする。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install git curl g++ make libssl-dev libreadline-dev libyaml-dev libxml2-dev libxslt-dev sqlite3 libsqlite3-dev nodejs build-essential patch zlib1g-dev liblzma-dev pkg-confg libmysqlclient-dev
rbenv を git でインストールする
$ sudo git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git /usr/local/rbenv
ダウンロードした rbenv を bash から読み込めるようにする。これ zsh とかだと読み込まれるのかな?読み込まれない気がするので各自環境に合うように記述しよう。
$ sudo vim /etc/profile.d/rbenv.sh
export RBENV_ROOT=/usr/local/rbenv
export PATH="$RBENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"
$ source /etc/profile.d/rbenv.sh
さらに必要なものをインストールする。
$ sudo git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git /usr/local/rbenv/plugins/ruby-build
$ sudo git clone https://github.com/rbenv/rbenv-default-gems.git /usr/local/rbenv/plugins/rbenv-default-gems
$ sudo sh -c "echo bundler >> /usr/local/rbenv/default-gems"
ここまでやれば rbenv で ruby をインストール可能となる。最初 sudo
コマンドで実行しようとしたら install サブコマンドが正常に認識できなかったので sudo su -
で root になってから実行している。
この記事を書いている現在の最新バージョンは 2.6.1 なのでそれを入れる。rbenv install --list
を実行するとインストール可能なバージョンの一覧が表示されるので好きなバージョンをインストールしよう。
$ sudo su -
# rbenv install --list
# rbenv install 2.6.1
# rbenv rehash
# gem install bundle
これで一般ユーザーに戻って ruby -v
を実行すると 2.6.1 がインストールされているのがわかる。
$ ruby -v
ruby 2.6.1p33 (2019-01-30 revision 66950) [x86_64-linux]
良し。
-- 参考リンク
rbenv install and system wide install on Ubuntu 16.04 LTS. · GitHub
WSL Ubuntu 18.04 に Ruby on Rails 開発環境を構築する