スマートフォンで誰もが利用しているアプリケーションの1つに LINE がある。が自分はこのアプリは嫌いだ。嫌いだが周り皆が使っている為しょうがなく使っている。そういう人も多いだろう。
LINE の何処が嫌いなのかをまとめてみた。
複数端末で同時に使用できない
LINE は何故かスマートフォン一台でしか利用できない。一応コンピュータや iPad であれば同時にログインできるようだが、スマートフォンでは無理のようだ。自分のように複数のスマートフォンを所持している場合、これは不便な仕様と言える。
利用するのに公式アプリをインストールする必要がある
Twitter や Facebook などはサードパーティ製のアプリを利用する事ができるが、Line は API を公開しておらず、ブラウザからアクセスする事すらできず(Chrome の拡張機能はあるけど)、公式のクライアントを利用する以外の方法が無い。API の公開を終了した Skype ですらブラウザからのアクセスは利用可能だ。
なので、より使いやすいクライアントを利用する事もできないし、メッセージングアプリを一元管理する為のソフトウェアなどを利用しても LINE だけはまとめる事ができない。
Android 版 LINE でアプリ内ブラウザを無効にできない
以前もブログに書いたのだがリンクをタップした際にアプリ内ブラウザが開かれるが、これを変更する術は無い。
Android 版 LINE にアプリ内ブラウザが実装されてしまったが無効にする設定が見つからないブラウザに限らずデフォルトのアプリケーションを自由に変更できるというのは Android の利点の1つである。それを無視してブラウザを固定するのは如何なものかと思う。
ID 検索をするのに年齢認証が必要
青少年保護という名の事なかれ主義だ。Skype や Twitter 等他の SNS/メッセンジャー系サービスではそんなの無いよね。
しかし、ID 検索しなくても QR コードを利用する事で ID の代わりにする事ができる。ID 検索を使えなくする意味が無い。面倒くさいけど。
LINE で ID 検索できない人を追加する/してもらう方法年齢認証が携帯キャリアに依存している
年齢認証を行うには docomo, au, SoftBank, Y!mobile, LINE MOBILE のいずれかを利用する必要がある。他のキャリアでは認証できない。MVNO は自分も利用している IIJmio 含め、 LINE Mobile 以外は不可能だ。
やっとキャリアメール以外も受け付ける Web サイトが増えたと思っていたのに、今時キャリアに依存するシステム、控えめに言ってクソである。
年齢認証したのに ID 検索できなくなってる
以前 docomo の SIM を使用していた時に年齢認証を行っていたのだけど、いつのまにか無かった事にされている。
一度年齢認証したアカウントで再度認証が必要になるということは、ユーザがもう一度18歳未満になる事を想定しているのだろうか? もしそうであれば LINE には是非若返る方法を教えてもらいたいものだ。
海外のプリペイド SIM を利用したら年齢認証を行わずに ID 検索が可能
諸事情により LINE へ登録する番号をタイのプリペイド SIM のものに変更したところ、ID 検索ができるようになった。年齢認証した記憶は無い。
設定欄では "Age verification status Not checked" と表示され、年齢認証はされていない事になっている。にも関わらず上記のように ID の検索及び追加は可能となっている。
確か年齢認証は青少年保護の為と書いてあったと思うけど、海外の青少年は保護しないのだろうか?
国を変更すると LINE クレジットを引き継ぎできない
マレーシアの電話番号からタイのものに変更したところ、それまで追加したクレジットが利用できなくなった。サポートへ連絡したらタイバーツに換算されて復活できたのだが、全世界どこでも利用できるはずのオンラインのサービスなのに国を跨ぐ事を想定していないというのは一体どういういう事なのだろう?
LINE で登録する国を変更するときは LINE クレジットを移動できないお陰で LINE クレジットを無駄にしたくなければタイの電話番号をずっと使い続ける、もしくは国を変更した際に再度サポートへ再度連絡する必要がある。
そもそも LINE は国を変更する事を想定していない
LINE クレジットを引き継ぎできない事からもわかるように、そもそも LINE はアカウントの登録国を変更する事を想定していない。
国を跨いだ電話番号を変更する為には、アプリのデータを全て削除しないといけない謎仕様だ。Twitter 等では設定欄から即座に変更できるんだけど、なんで LINE はできないんだ?
LINE Today の言語を変更できない
タイの SIM で登録した影響で俺の Line Today はタイ語のニュースを流し続けている。
読めない。
言語を設定する場所を探してみたが見つける事ができず、サポートに問い合わせたところそもそもそんな設定は無いとのことだ。国際展開しているアプリが言語の設定を変更できない?それはひょっとしてギャグで言ってるのか?
タイの番号使う人が全員タイ語に堪能だと思っているのだろうか?確かにタイ語が第一言語の人は大多数を占めるが深南部はマレー語も多いし、何よりタイには外国人が沢山滞在している。それにマレーシアやスイスのように複数の言語が利用される国では一体どういう扱いになるのだろうか?不思議でしょうがない。
LINE 社を信用できない
例えば、韓国国情院が LINE を傍受しているというニュースがある。
韓国国情院がLINE傍受:FACTA ONLINEこれに対して LINE の社長が「そのような事実は無い」というメッセージを発しているが、果たしてどちらが本当なのだろう?まぁこれは根拠に乏しい憶測にすぎない。
また、LINE 社は Naver まとめという著作権法違反を助長させる Web サイトを運営している。
NAVERまとめとCGMが抱える問題 「プロバイダ責任制限法」は誰の味方か数は少ないが自分の作成した画像なども引用の要件を満たさないような形で利用されているのを発見した。
そのような Web サイトを運営している会社をどうやって信用しろというのだろうか。
しかし LINE は使わざるを得ない
連絡を取る手段として皆使っているので嫌でも使わざるを得ない。インフラと化している為、一人だけ使わないとなると不便になる。困ったものだ。