UnityScript と JavaScript の違い

ryomatsu

11年前

僕は今まで Unity では JavaScript を使用して開発してきたのだけど、先日同僚と Unity の JavaScript についての話になったので持ち帰ってまとめてみた。

Unity における JavaScript

Unity では C#, JavaScript, Boo の三種類でスクリプトを書く事ができます。この3種類は一つのプロジェクト内で混在して使う事ができるので、例えば普段は JavaScript で書いてるが C# で書かれた Assets を導入して使うなども可能です。

Webの情報などを見ていると使用者や参考にできるものが多いのは C# と JavaScript ですね。そして Boo は全然見ないです。よく見てないですが Python っぽいスクリプト言語らしいです。特にこだわりが無ければ C# か JavaScript を使用するのが良いです。

私も最初に買った本が JavaScript で書いてあったので JavaScript を使用し続けてます。

JavaScript といっても普段ブラウザで扱うようなものとはだいぶ違います。まるで別物です。一応 UnityScript っていう言い方もあるんですけど皆 JavaScript って呼びます。拡張子も .js です。謎です。紛らわしいからやめろって思います。

UnityScript versus JavaScript - Unify Community Wiki をざっと眺めて日本語でメモしておく。

ここでは区別が付きやすいよう, Unity の JavaScript を Unityscript と呼ぶ事にする。

Unityscript にはある。

通常 Unityscript を書く際は class を書かなくても良いんだけど、ファイル名をクラス名としたクラスに自動的に振る舞う。ちなみに C# だと class かかないといけないっぽい。

JavaScript ってセミコロン必須じゃなくて別に書かなくても大丈夫なんですけど Unityscript は必須の箇所が多い。

できない。

文(statement)です。

基本的には変数宣言時に型指定する事になるが、動的型付け自体は Unityscript でも利用できる。だがダックタイピングはできない。

例えば以下のコード, JavaScript でも Unityscript でも動く。

var a;
a = 1;
a = new Array();

しかしこの変数 a に対して a.Push(2) のように配列のメソッドを呼ぶ事はできない。'Push' is not a member of 'Object' などと言われる。

先ほど Unityscript ではクラスが使用できると書いた。例えば public, private, protected, static などのキーワードが利用できる。

無い。

無い。

無い。

無い。

使えません。

改めて見るとホント JavaScript じゃないだろこれって思いますね。