動画ファイルの閲覧や編集するする際、様々な問題に直面する可能性がある。動画の形式が合わなくて正常に再生できない、ファイルサイズが大きすぎてデータのやり取りが上手くいかない、動画の画質が悪くて見にくい、等々、動画は何かとトラブルに遭遇しやすい。
そんなときに便利なのが Wondershare 社が発売している UniConverter というアプリだ。UniConverter を利用すれば動画に関する様々な問題を一挙に解決できる。
【公式】Wondershare UniConverter16 | 簡単に動画を一括変換&補正このページでは UniConverter の紹介をしようと思う。
UniConverter とは?
UniConverter は Wondershare 社によりリリースされた動画編集ツールだ。動画の変換や圧縮を主な目的としたアプリだが、カット・トリミングといった簡単な編集もできたり、動画のダウンロードや PC 画面の録画など、動画に関する便利な機能が数多く搭載されている。
AI による機能も充実しており、動画や画像の自動補正、ノイズ除去、ボーカル削除、背景削除、自動文字起こしといった従来の動画編集アプリでは難しい処理も利用可能だ。
UI もシンプルでわかりやすく日本語対応もしっかりしているため、PC 初心者の方でも安心して利用できる。
今月の15日には新バージョンである UniConverter 16 がリリースされ、様々な機能追加や性能の向上がなされている。
Windows 版は以下のリンクによりダウンロード可能だ。
【公式】Wondershare UniConverter | 動画に関する作業は全て効率的に解決できるUniConverter の主な機能
Uniconverter には以下のように様々な機能が搭載されている。
- 動画変換
- 動画圧縮
- PC 画面の録画
- 動画編集(トリミング・切り抜き・速度調整・透かし追加等)
- AI 動画補正(高解像度化・FPSの向上・アップスケーリング・ノイズ除去等)
- AI 透かし除去
- AI 字幕の自動生成・翻訳
- AI 動画の手振れ補正
- AI 自動文字起こし
- AI ボーカル・BGMの自動分離
- AI ボイスチェンジャー
- 複数の動画・音声の結合
- GIFアニメの作成
- DVD作成
- メタデータの修正
- ハイライト・シーン自動検出
- AI ポートレート(背景の一括変換)
- 無音検出・カット
- オートリフレーム
- VR変換
名前から単なる動画変換ツールと思いきや、実に様々な機能が搭載されている。これらのうち特に重要ないくつかの項目を見てみよう。
UniConverter の動画変換機能
やはりメインとなる機能はアプリ名にもなっている動画変換だろう。 UniConverter では mp4 や avi, wmv など約1000種類の音声・動画形式に対応しており、相互に変換できる。PC 向けだけでなく iPhone や Android など様々なデバイスに対して適切な動画形式を選択できる。
動画変換 - UniConverter変換には GPU を活用しており最大で120倍も高速になるだけでなく、ロスレス変換により品質を低下させずに動画形式を変換できる。一括変換機能も搭載されており、大量のファイルを変換する際にも便利だ。
動画のファイル形式を変換しておけば様々なデバイスで動画を再生したり、編集する際にも便利だ。
UniConverter の動画圧縮機能
動画変換と並んで重要な機能が動画圧縮だ。動画はファイルサイズが大きくなりがちなため、ストレージに保存したり他人とやり取りする際にはなるべく小さくしておきたい。しかし、考えなしに圧縮してしまうと画質も劣化してしまうため、難しいものの一つだ。
動画圧縮 - UniConverterUniConverter であれば劣化を極力抑えながら動画の圧縮を行うことができる。最大で8K解像度の動画を720pまで劣化を抑えて小さくできる。もちろん画質と圧縮率どちらを優先するかは自由に選択できる。また、動画変換同様に約1000種類の形式をサポートしており一括変換機能も搭載している。
動画のファイルサイズが小さくなれば SNS やメールで共有することが楽になったり、ストレージ容量に余裕ができより多くのファイルを保存できる。
UniConverter の AI 機能
今時のアプリらしく AI を活用した様々な便利機能も搭載されている。
例えば動画・画像の補正機能。AI を活用した補正で顔や色をより鮮明に写したり、モノクロ映像のカラー化、解像度の向上などを行うことができる。
AI動画補正 | UniConverter AI で動画を高画質化にするAI画像補正 | AI で画像に革命を起こす
他にも透かしの除去や字幕の自動作成・翻訳機能まで搭載されており、動画制作にも役に立つ。
(当たり前だが他人の著作物の透かしを勝手に除去し利用することは著作権法に触れる、自分の作成したもののみに利用しよう)
他にも変わり種の機能としてはボイスチェンジャーもある。動画公開時に顔だけでなく声も隠したい場合には有用な機能だろう。
UniConverter|ボイスチェンジャーUniConverter の動画ダウンロード機能
動画の変換や圧縮・編集以外にも重要な機能の一つが動画のダウンロード機能だ。一万以上の動画サイトから動画ファイルや音声ファイルをダウンロード可能となっている。
YouTube や Twitter など公式にはダウンロード機能が備わっていなかったり課金が必要なサイトでも、UniConverter を利用すればダウンロードが可能だ。ダウンロードしておけばオフライン環境や元の動画が消えても動画を楽しむことができる。
UniConverter を実際に使ってみた
それでは実際に UniConverter を利用して動画の変換や圧縮などをしてみようと思う。
なお公式の YouTube チャンネルには動画での使い方紹介が用意されている。こちらもオススメだ。
高速・高質・高機能 動画変換ならUniConverter(ユニコンバーター) - YouTubeUniConverter を使って動画変換を行う方法
UniConverter を利用して動画の変換を行うには、アプリ内の「変換」から実行する。
変換したいファイルをファイル選択画面もしくはエクスプローラーなどからドラッグアンドドロップで選択しよう。ファイルは複数選択し、一括で変換することもできる。
ファイルを選択したら、画面下にある「変換後の形式」から変換先のファイル形式を指定しよう。
選択できる形式は多く、MP4/MOV/HEVC/AVI/WMV など様々な形式が用意されている。とはいえ変換したいケースといえばより使い勝手の良いファイルにしたい、という場合が多いだろう。現時点では MP4 形式にしておけば PC・スマートフォンなど様々なデバイスで利用できるため、オススメだ。
「すべてを変換」ボタンで変換を実行しよう。
変換に成功すれば「保存先」のフォルダに変換後のファイルが保存されているはずだ。たった数クリックで終わる手軽さが良い。
UniConverter を使って動画圧縮を行う方法
動画の圧縮も同様にやってみよう。UniConverter のホーム画面から「動画圧縮」を開こう。
圧縮したいファイルをファイル選択画面もしくはエクスプローラーなどからドラッグアンドドロップで選択しよう。
画面下部で圧縮率を指定し、「すべてを圧縮」ボタンで圧縮を行おう。
圧縮に成功すれば「保存先」のフォルダに圧縮後のファイルが保存されているはずだ。こちらも変換同様に簡単に利用できた。
UniConverter の AI 機能(動画・画像補正)を利用する方法
UniConveter には AI を用いた様々な機能も用意されている。AI と聞くと難しく感じるかもしれないが、UniConverter の AI 機能はとても簡単に利用できる。
「AI動画補正」を開き、ファイルを選択しよう。今回はサンプルの動画を利用させていただいた。
右側の「AIモデルを選択」の欄から動画の補正内容を選択しよう。
どのように補正されるかは「プレビュー」を押して確認してみよう。
こんな感じで補正内容のプレビューが表示される。問題なければ「エクスポート」ボタンを押して動画を保存しよう。
このようにとても簡単に動画の補正を行うことができた。画像に関しても同様の手軽さで補正を行える。便利だ。
UniConverter まとめ
ユニコンバーターは、動画・音楽ファイルの変換、編集、ダウンロード、録画、そしてDVD作成まで、動画に関するあらゆるニーズに対応できる、まさに万能なツールだ。使い方もとても簡単なため、PC で動画を使う機会が多いのであればオススメのアプリケーションとなっている。
【公式】Wondershare UniConverter16 | 簡単に動画を一括変換&補正