Microsoft の提供する Windows 向けユーティリティーソフト・Microsoft PowerToys を利用すると、キーボードのキー配置やショートカットキーを変更することができる。よく使うキーをより押しやすい位置に移動したり、使わないショートカットキーを無効化するなど可能だ。
Windows の機能を強化する PowerToys の紹介・インストール方法 | Lonely Mobilerこのページでは Microsoft PowerToys を利用してキーボードのキー配置とショートカットキーを変更する方法を紹介しよう。
PowerToys でキー配置を変更する方法
PowerToys を起動したらウインドウ左側にあるメニューより「Keyboard Manager」の項目を開こう。
「Keyboard Manager を有効にする」のスイッチを「オン」にすると、設定したキー配置やショートカットキーが有効になる。利用の際には「オン」にしておこう。
キー配置を変更する場合にはその下にある「キーの再マップ」をクリックしよう。
「キーの再マップ」というウインドウが表示される。この画面でキー配置を変更できる。左下の「＋」ボタンを押してキー配置の変更を追加しよう。
左側が入力するキー、右側が認識したいキーとなっている。セレクトボックスからキーを選択できる他、「直接入力」ボタンを押すと実際にキーを押して指定することもできる。
例として Windows キーに「disable(無効)」を割り当ててみた。
この状態でウインドウ右上の「OK」を押して閉じれば Windows キーが無効になる。
設定したキー配置を削除したい場合には「キーの再マップ」の画面で設定したキー配置の右側にあるゴミ箱アイコンをクリックしよう。そうすれば設定したキー配置が削除される。
PowerToys でショートカットキーを変更する方法
ショートカットキーの割り当てもキー配置と同様だ。「ショートカットの再マップ」をクリックすると「ショートカットの再マップ」のウインドウが表示される。
ここで左下の「＋」ボタンを押してショートカットキー設定を追加し、物理ショートカットとマップ先をそれぞれ選択しよう。
例えばこの図だと alt-j を押すと IME のオン/オフの切り替えとなる。
通常のキー配置と違う点として、有効にするアプリケーションを選択できる。そのため、特定のアプリのみショートカットキーを変更するということが可能だ。例えばこの欄に「explorer.exe」と入力するとエクスプローラーでのみ設定したショートカットキーの変更が有効となる。
このように PowerToys を利用すれば簡単にキーボードのキー配置やショートカットキーを変更することができる。自分の使いやすいようにどんどんカスタマイズしていこう。