PC では複数のアプリ・ウインドウを並べたり重ねて表示することができるが、動画を流し見したり作業に必要な資料を常に表示しておきたい等、任意のウインドウを常に前面に表示しておきたいことがある。
Windows では標準機能には搭載されておらずアプリ側で常に前面に表示する機能が無い限り利用できないが、Microsoft の提供するユーティリティソフトである PowerToys を利用すれば簡単に任意のウインドウを常に手前に表示する事ができる。
Windows の機能を強化する PowerToys の紹介・インストール方法 | Lonely Mobilerこのページでは Microsoft PowerToys を利用して任意のウインドウを常に最前面に表示する方法を紹介しよう。
PowerToys を利用し Windows で任意のウインドウを常に手前に表示する方法
まず PowerToys をインストールしよう。PowerToys の紹介やインストールについては以下の記事を参照してほしい。
Windows の機能を強化する PowerToys の紹介・インストール方法 | Lonely Mobilerインストールしたらスタートメニューもしくはタスクトレイなどから PowerToys の設定画面を開こう。
画面左側のメニューから「常に手前に表示」を選択するとこの機能の設定画面が表示される。スイッチがオンになっていれば常に手前に表示機能を利用することができる。
その下にあるアクティブ化のショートカットに表示されているキーを同時に押すと、現在アクティブになっているウインドウが常に手前に表示するようになる。デフォルトでは Win+Ctrl+t だ。
試しに Google Chrome のウインドウを常に手前に表示してみた。常に手前に表示されるウインドウは枠が太くなるのが目印だ。画面では少々わかりにくいが、タスクマネージャーが選択されているにもかかわらず、 Google Chrome がそれよりも前面に表示されているのが確認できると思う。
常に手前に表示を無効にする際も同様に Win+Ctrl+t のショートカットキーを押そう。
常に手前に表示した際のウインドウの外枠の太さと色については PowerToys の設定画面から変更可能だ。
このように PowerToys を利用すれば簡単に任意のウインドウを常に手前に表示することができる。便利な機能なのでぜひ活用しよう。