自分が Windows 11 Pro バージョンを選択した理由の一つに仮想環境機能がある。Windows 11 Pro では Hyper-V を利用できるため、少し設定するだけで簡単に仮想マシンを実行できる。
Hyper-V を利用する準備
まずは CPU の仮想化機能を UEFI から有効にしよう。Intel CPU は VT-x, AMD なら SVM もしくは AMD-V という名前だ。設定方法及び現在の設定の確認については以下の記事を参考にしてほしい。
Ryzen マシンで AMD-V/SVM を有効にする方法・確認方法 | Lonely MobilerPC のバーチャライゼーション(VT-x)を有効にする方法・確認方法 | Lonely Mobiler
仮想化機能を有効にしたら Windows の機能欄から Hyper-V を有効にしよう。
Windows 11 の「設定」アプリから「アプリ」->「オプション機能」->「Windows のその他の機能」を開き、「Hyper-V」の項目にチェックを入れ、PC を再起動しよう。
これで Hyper-V を利用できるようになる。
Hyper-V を利用して Ubuntu をインストールする
スタートメニューから Hyper-V マネージャーを起動しよう。
Hyper-V では ISO イメージや仮想ディスクなどからの OS インストールに対応しているが、Windows 11 もしくは Ubuntu であればそれらを用意せずにインストールできる機能がある。今回はお試しということで「クイック作成」機能を利用して Ubuntu をインストールしてみた。
というわけで画面右上の「クイック作成」をクリック。
「Ubuntu」を選択しよう。Ubuntu のバージョンはなんでもいいけど LTS のほうが何かと楽かもしれない。20.04 も LTS なんだけどリストの表示には書いてないのは何故だろう。
OS を選択したら「仮想マシンの作成」をクリック。
ダウンロードが始まり、インストールまで自動で進んでくれる。
インストールが終わったら「接続」をクリックして起動しよう。
「起動」をクリック。
Ubuntu の初期設定画面が現れるので適当に選択してインストールを完了させよう。
デスクトップ画面が表示された。正常にインストールできたようだ。
起動しといてなんだが Windows 11 には WSL があるのでこの仮想マシンを使うかどうかはわからん。まぁあれば何か役に立つだろう。