スマートフォンで利用していた Bluetooth イヤホンの調子が悪くなってきたため、新たな Bluetooth イヤホンを購入する事にした。
購入したのは AVIOT というブランドの TE-D01gv というやつ。今年の6月に発売された比較的新しいモデルだ。何故これを選んだかというと単に aptX Adaptive 対応の Bluetooth イヤホンで一番安かったからで特に拘りは無い。まあでも見た目は結構良いかもしれない。一万円弱するだけある。
スペック表は以下のような感じ。
Bluetooth バージョン | 5.2 |
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Bluetooth マルチペアリング | 3デバイス |
対応コーデック | AAC,SBC,aptX,aptX Adaptive |
対応プロファイル | A2DP,HFP,HSP,AVRCP |
ドライバー | チタン蒸着PUメンブレン+ネオジウムマグネット使用 Φ6mmダイナミック型マイクロスピーカー |
感度 | 91dB±3db |
インピーダンス | 16Ω |
最大入力 | 5mW |
内蔵マイク | cVc™ノイズキャンセリング |
バッテリー容量 | イヤホン片耳50mAh / ケース550mAh |
最大通話時間 | 約6.5時間 |
最大連続再生時間 | 約11時間 |
イヤホン充電時間 | 約1.5時間 |
接続端子 | USB Type-C |
防水性能 | IPX7 |
色 | ブラック/カーディナルレッド/アイボリー/パールホワイト |
スペック表は公式ページから引用した。ここだけ見ると普通の Bluetooth イヤホンという感じする。
TE-D01gv|AVIOT内容物はイヤホン本体・充電ケース・大小イヤーピース・充電ケーブルとシンプルだ。
最大の特徴は aptX Adaptive に対応している点だろう。Bluetooth イヤホンは環境によって接続が不安定になったり遅延が大きかったりといった欠点があるのだが、aptX Adaptive を採用することでより高音質で安定、低遅延な音声を利用できるようになる。
この記事を書いている現時点では aptX Adaptive に対応している Bluetooth イヤホンは数えるほどしかなく、その中でも最も安いのが本製品となる。
なお aptX Adaptive を利用する際には利用するスマートフォン等も aptX Adaptive に対応している必要がある。例えば、俺の利用している Xiaomi Mi Note 10 はこの規格に対応しているため、接続すると以下のように aptX Adaptive と表示される。
現時点では対応しているスマートフォンもそう多くはないようだ。ZenFone 6 や Xperia 1 II など、 Qualcomm の Snapdragon 855 や 730G といったミドルハイ~ハイエンドの SoC を搭載している端末であれば aptX Adaptive にも対応しているようだ(が例外もあるので仕様をよく確認しよう)
では早速使ってみよう。形は普通の左右分離式無線イヤホンという感じでイヤーピースとイヤホン本体とで耳に固定する。左右分離式は初めて利用するのでずり落ちないか心配であったが、きちんと奥まではめ込めばそのような心配は無さそうだ。これを付けて20分程度運動してみたが特に問題なしであった。イヤーピースは他の大きさのものも付属しているので、自分の耳の大きさに合わせて付け替える事もできる。
イヤホンにとって重要なのは音質だと思うのだが、正直俺はあまり音質の良し悪しはわからない。適当に音楽を流してみた感じ結構良いんじゃないかと思う。少なくとも手元の3000円ぐらいのイヤホンと比べるとだいぶ良い。
aptX Adaptive の利点の一つである低遅延だが、なぜか Mi Note 10 では低遅延モードを利用する事ができない(設定を変更しても反映されない)ようで本来の性能を発揮できておらず、通常の aptX と同程度かそれより短いぐらいの遅延がある。壊滅的に遅いというわけではなく、デレステなどの音ゲーであればタイミング調節機能があるから普通に遊ぶ事はできる。ただし、PUBG Mobile のような反応速度が重要な対戦ゲームでの利用は厳しいだろう。
イヤホン左側のボタンを一回押すと外音取り込み機能が起動するが、オンにすると「サー」というマイクのノイズも入る。外で音楽聞いてる時などに少し外の音(例えば電車のアナウンスなど)を聞くときに一々イヤホン外さなくても良いのは便利なのだが、オンにするときに若干のディレイがある上にボタン押しにくいのでちょっと使いにくい。ボタン押すよりイヤホンを耳から外せばよいんじゃないかという気がする。
充電は USB Type-C 端子なのでスマートフォンとケーブルを併用できる。無線充電には非対応だ。
というわけで新しい無線イヤホンでした。aptX Adaptive で探しているなら現状コレしかないのだが、まぁ悪くはないと思う。