スマートフォン向けのゲームを PC で遊ぶための Android エミュレーター MEmu Play には、操作を快適に行うための「キーボードマッピング」機能が用意されている。この機能を利用するとキーボードのキーやマウスのボタンを操作に割り当てられるようになる。FPS や MOBA などゲームの種類によってはキーボードマッピングの設定を行わないと快適に遊ぶことはできない。
このページではキーボードマッピングを利用する方法を紹介しよう。
MEmu Play のキーボードマッピングを利用する方法
MEmu Play のウインドウ右側にあるツールバーから「キーボードマッピング」のボタンを押そう。
そうするとキーボードマッピングのウインドウが表示される。ここにあるツールを利用することで様々な操作をキーボードのキーやマウスのボタンに割り当てることができる。
利用できる項目は以下の11個。
- シングルキー
- 方向(十字キー)
- 右キーで攻撃
- スキルショット
- 左キーでシュート
- 照星(視点の操作)
- 3Dビュー(画面の回転等)
- 重力センサー
- フリールック
- 仮想位置情報
- マクロ
基本的な設定方法は利用したい機能をクリックして画面上の位置を指定し、キーを割り当てるだけだ。例えば画面上のボタンに対して「M」キーを割り当てたいのであれば、「シングルキー」を押してボタンの位置に合わせ、「M」キーを押そう。
この状態で「M」キーを押せばその位置をタップしたと同等の操作になる。
割り当てられるのはキーボードのキーだけでなくマウスのボタンも可能なので、サイドボタンが多いマウスだとより操作しやすくなる。
他の機能も設定方法は殆ど同じだ。
仮想十字キー・前後左右への移動
「方向」を選択すれば「WASD」などのキーで前後左右に動くことができる。画面上の仮想十字キーに合わせて配置しよう。
これはアクションゲームや FPS などのゲームで便利だろう。
FPS 向けの操作・左キーでシュートと照星
「左キーでシュート」と「照星(照準の誤訳か?)」は主に FPS, TPS で利用するもので視点の変更と射撃を行う事ができる。
PUBG や CoD で役に立つだろう。
MOBA 向けの操作・右キーで攻撃とスキルショット
「右キーで攻撃」と「スキルショット」は主に MOBA で利用するものだ。
こちらは Mobile Legends などのゲームで便利だ。
フリールック
Free Look を利用すると指定したキーを押しながらマウスを動かす時の挙動を指定できる。
FPS, TPS では移動しながらの視点の移動に、MOBA ではマップの表示に使える。
3Dビュー
「3Dビュー」を選択すると視点の操作や 3D モデルの回転などの操作を行える。
重力センサー
「重力センサー」を利用するとスマートフォンの傾きをエミュレートできる。
レースゲームなどで使えるかもしれない。
Virtual GPS position(仮想位置情報)
「Virtual GPS position」を利用すると仮想的な位置情報を変更できる。
位置情報を利用するゲームで疑似的に動かせるようになるので Pokemon Go のようなゲームで便利そうだ。
マクロ
「マクロ」を選択すると操作を自動化できる。
設定はちょっと面倒だが、タップやスワイプ・キー操作などをディレイやループなどと組み合わせることができる。使い方次第では非常に強力だ。
まとめ
このように MEmu Play ではスマートフォンのゲームで使われる多種多様な操作に対応している。設定さえ行えばどのゲームでも快適に遊べるようになるだろう。