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台湾中部の都市・台中へ行ってきた

そろそろ寒くなるので日本を離れ年明けまでは海外へ行く事にした。最初の国は日本からも近い台湾だ。

一年ぶり5度目の台湾渡航だが、台北・高雄・台南に関しては前回滞在したので今回は台中へ行く事にした。台湾を出る便も台中発ハノイ行のベトジェットを予約し外こもりの予定もばっちりだ。

台北で二週間ノマド(というより外こもり)してきた | Lonely Mobiler台湾・台南を旅行してきた | Lonely Mobiler台湾・高雄を観光してきた | Lonely Mobiler

台中は台湾島西部の中間に位置する。台北・高雄に次ぐ第三の都市と言われており人口は300万弱程と大きな都市のようだ。国際空港はあるが便は少な目で値段もやや高いので、桃園国際空港を利用してバスもしくは鉄道で行くのが良いかもしれない。新幹線もある。

自分は鉄道で行ったが何も考えずに券売機でチケットを購入したら普悠瑪号(日本でいう在来線特急)の無座と書かれた切符が出てきたために二時間程立ちっぱなしになってしまった。チケットは早めに購入しておこう。

というわけで台北で数日を過ごした後に台中へ。駅前には巨大なトンボの像があり独特の景観がある。

台中は大都市ではあるものの地下鉄が無いのでバスでホテルへ行く事にした。メトロが無いかわりに悠遊カードを利用すれば 10km 以内のバスが無料になるらしい。バスのルートは概ね Google Maps を見ていれば問題ないが偶に外れる事があるので「台湾公車通」というアプリを併用すると良い。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.skystar.twbus

このアプリを利用するとバスのルートや車両が現在どの辺にいるのかという情報を得られる。Google Maps で行き方を確認してバスのルートをこのアプリで見ると間違い無いと思う。

初日は移動もあったので宿の近くにあった中華路夜市という夜市へ行き夕飯を食べて終わり。

排骨酥麺という豚肉の麺料理。健康に悪い味がして美味い。

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翌日は台中のオタクな場所へ行こうということでまずは動漫彩繪巷というスポットへ。

こんな感じに小さな道の壁にアニメのキャラクターが大量に描かれており、観光スポットとなっている。この日は日曜だったこともあり結構な人出であった。

誰が描いているのかはわからないが有名どころのキャラクターは大体居ると思う。道自体は50メートルもない短い通りなのですぐ見終わる。

その次は台中唯一と思われるメイドカフェ・時刻動漫休閒娯楽餐庁を訪れた。

日曜の昼間なだけあってなんらかのイベントをやっており、客も多いのでご飯以外の写真は撮っていない。バースタイルの席もありかなりオシャレなメイドカフェだ。店員のコスチュームはメイドというよりはアニメに出てきそうな感じの服装でこれはこれで可愛らしい。

イベント終わった後はアズールレーンを一話から再生しだした。まだ見ていなかったので丁度良かったのだが、中国原作で日本語音声繁体字字幕のアニメを台湾で見るというのはなかなか面白い経験である。ここは平和だ。

ついでに近くにあった ASEAN SQUARE こと東協広場にも寄ってみた。

ここは台中駅近くにある商業ビルでスマートフォンや SIM カード、衣類、鞄など様々な物を売っているのだが、それと同時にベトナムやインドネシアといった東南アジアの人々が集まる場所でもあるようだ。特に上の階や周囲の建物にはベトナムやフィリピン料理屋などの各国の料理屋が連なり魚醤と思われる匂いまでする。

台中から東南アジアへワープしたのかと思うほどの独特な雰囲気があるので一度寄ってみる事をオススメする。

台中駅から北へバスで10分程度進むと宝覚禅寺というお寺がある。ここには弥勒仏像と呼ばれる巨大な金の大仏が鎮座しており迫力がある。前情報何も知らずに見たらかなりびっくりするのではないか。

それだけでなく日本統治時代に亡くなられた日本人共同墓地があるらしい。まぁ大仏見るだけでも十分面白いところだ。

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このへんで飯画像でも。台湾では朝は早餐で蛋餅を、昼と夜は便當屋や自助餐、牛肉麺屋、屋台なんかで食べる事が多い。

蛋餅とはこのような見た目で甘くないクレープで具材を巻いたものを指す。これにミルクティーや豆漿を合わせれば台湾の朝はバッチリだ。

自助餐は東南アジアなどにもよくあるバイキング風のお店で、ご飯におかずを数品選んで食す。もっともバイキングと違い食べ放題ではないが、野菜も沢山取れるので栄養バランスも良いと思う。

便當は日本語でいうところの弁当だ。自助餐と一緒になってるところもある。

便當といいつつ普通に店で食べられるしその場合は皿に盛ってくれる場合も。

屋台や屋台風のお店でも何度か食べた。観光客が多い場所だと英語や日本語メニューを用意しているところもあり、おもてなしの精神を感じる。

台湾といえば滷肉飯。安定の美味さだ。

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その後しばらく中心部でのんびりした後は、西へバスで1時間弱ほど進んだ東海別墅と呼ばれる場所に移動した。台中の中心部以外も見てみたい・これから行く高美湿地や空港に近いほうが良い、といったいくつかの理由にマッチしたからだ。

この東海別墅は近くに東海大学という大きな大学があるからか若者が多い町であった。東海別墅夜市という夜市もあり非常ににぎわっている。

台湾で夜市行くとついつい買ってしまうのが大腸包小腸。パンの代わりにもち米を使ったホットドッグのような食べ物で美味い。

小籠包屋で水餃子も食べた。こちらも美味い。

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台中を出る前日には高美湿地へ行った。高美湿地は台湾のウユニ塩湖と呼ばれている景勝地で写真映えのする観光地となっている。調べると干潮の時間と日没が合わさる時が一番良いらしく、この条件を満たしたのが台中発の前日であった。

日没及び干潮の時間は以下の Web サイトより確認できる。潮汐は新竹鹿港沿海の「臺中市 清水」が高美湿地の属する地域だ。旅行の際には天気と共にチェックしておこう。

潮汐預報天文

高美湿地は沿岸部にあるため市内からは若干距離が離れている。公共交通機関を利用するなら台中駅と高美湿地を結ぶ 309 番バスに乗るのが安くて楽だ。概ね30分間隔ぐらいで出ているようだが終バスは結構早く18時30分には終わってしまうので注意しよう。

バスは風力発電所についた。ここから10分ほどあるくと湿地帯になる。

湿地帯の中は基本的には立ち入り禁止で、遊歩道を渡って干潟まで歩けるようになっている。しかし、風力発電所があることからもわかるとおり、非常に風が強い。持ち物を飛ばされないように注意しよう。

干潟には多種多様な生物がいるらしいが特にカニは大量に見えた。

遊歩道を渡っていくと干潟に降り立つことができる。

この辺りは場所にもよるが水面の反射を利用した綺麗な写真を撮れる。台湾のウユニ塩湖と呼ばれる所以だ。

夕日の時間になるとさらに綺麗だ。

夕日を見終わったらとっとと帰ろう。バスの時間が迫っている。

というわけで台湾滞在は終わり、台中国際空港よりベトジェットでハノイへ飛んだ。

俺の乗る飛行機はロビーから死角にあったので別の便を変わりに載せよう。

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2週間程度の短い滞在ではあったが飯は美味くホテルは安宿といえどもどこも綺麗、ネットも速くて安定しているなど非常に居心地の良い国であった。何度も来ているが見どころも多く楽しい国だ。次回は東側にでもいってみようかな。

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